【QK】オタクの君に恋して何が悪い！ (ページ25)

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デンファレページ25

kwkm side

はい、川上です。初めまして。さっき伊沢さんとさえちゃんと須貝さんのやり取りを聞き見てたんですよ。そしたら何笑うんですか！ってパソコンとにらめっこが終わったのかこっちに来て

佐｢さっきなんで笑ってたんですか！｣

伊｢ん？なんもないけど？｣

なんてにやにやしながら言ってる伊沢さん。なんかある顔じゃないですかそれは。なんて思いながら俺も続けて

『仲良いなって思っただけだからね』

なんて伝えると

佐｢仲良いっていえばいいと思ってる！｣

『バレた』

佐｢バレバレですよ！もう！さあなんで笑ってたんですか！｣

なんて尋問されてる。伊沢さんに助けを求めようと周りを見ても伊沢さんの姿はない。逃げた。社員を置いて逃げるCEOがいますか普通。

『いや、2人とも頑張ってるなって』

このまま黙っていても終わらないと思ったので早めに思っていたことを口にする。すると

佐｢頑張ってる？私は頑張ってますけど須貝さんもですか？あ！オタ活？仕事？｣

この子は好きな人のことになると鈍感というかよく見えていないというか、対応と接し方が変わった事は分かっているらしいけどそれがなんでか分からないとか。いや普通気づくもんだと思うんだけど。俺の髪色が変わるとあ！明るくなってますね！かっこいいです！なんて気づかなそうなくらいの変化にも気づくのに。不思議だなと恋に盲目とはこの事か。なんて思っていると

佐｢川上さん！須貝さん何頑張ってるんですか？｣

と少し大きい声で言う。そんな大きな声で言うと須貝さんに聞こえちゃうんじゃ、なんて思っていると

須｢俺が何頑張ってるって？｣

ほら来ちゃったよとため息をつく。

佐｢ちょっと！なんでため息ついてるんですか！｣

須｢そうだぞ！俺が来てそんな嫌か！｣

なんて2人して言われるもんだからめちゃくちゃ大変。

ふ｢なにやってんの？3人で｣

救世主のふくらさんが来てくれた。

ふ｢これから動画撮るからさ、川上はここで一緒に準備して、須貝さんとさえちゃんで伊沢とこうちゃんと山本連れてきてくれない？｣

ふくらさんの言葉を聞いた2人は不満そうにするも3人を呼びに別の部屋に移動した。

本当に早くひっつけばいいのに。なんて思っていると

ふ｢2人ともそういうことに関しては本当に鈍感だもんね、早く付き合えばいいのに｣

まるで俺の心を読んでいるかのように話すふくらさん。

『本当ですよね』

そう言うと2人で準備を始めた。