【QK】オタクの君に恋して何が悪い！ (ページ12)

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クモマグサページ12

ymmt side

どうも山本です。みなさん聞きましたか！須貝さんとAちゃんとの出逢い！。誰にも言うななんて言われちゃったけどこれはみんなに言っちゃうよね。もちろんAちゃんには言わないけど。さすがに須貝さんに怒られちゃう。

でも本当にびっくりしちゃった。その大胆さ僕も見習わないとなぁ。でも絶対僕にはできないや。なんて考えていると

｢山本さん！ちょっといいですか、？｣

須貝さんが一目惚れした彼女。でも須貝さんが本当に一目惚れしちゃうのも分かる。本当に可愛い。身長は僕くらいでサラッとしてる髪。本当に綺麗な人。なんて考えてたらついつい見つめていたらしい。

｢あ、あの、私の顔なにかついてます？｣

なんて首を傾げながら聞く彼女。可愛いなぁ。って僕めちゃくちゃ可愛いって言ってない？

『あ、違うよ！で、なんかあったの？』

やっと返事出来た。見とれてた、なんて言えない。僕らしくないなぁ、どうしちゃったんだろう。

｢あの～、須貝さんの事なんですけど……｣

『うんうん、須貝さんがどうかしたの？』

｢えーと、彼女さんいるんですか、、？｣

顔を赤くして小声で聞いてくる彼女。須貝さんの事好きなのかな。てか須貝さんに彼女？いやいや、アイドルオタクの須貝さんにいるわけない。

『いないでしょ！なんで？』

｢いやなんかこの前れいちゃんが、とか言ってませんでした、？｣

なるほど。前の会話で彼女はれいちゃんなんて須貝さん言ってたかな。それで勘違いしちゃったんだ。

『れいちゃんはアイドルだよ！須貝さんが推してるアイドル！』

そう言うと一気に顔が明るくなった。やっぱ好きなのか。分かりやすすぎじゃない？そう思って確信を得るために聞いてみる。

『好きなの？須貝さんの事！｣

なんて聞くと顔を真っ赤にして少し経ったらうんと首を縦に頷く彼女。すると小声でこの事山本さんしか知らないから誰にも言わないでくださいね！と口止めされてしまった。また口止めされちゃったよ。でも今回ばかりは誰にも言えないなぁ。なんて思い微笑んでると

｢なんで笑ってるんですか！え、言わないでくださいよ？！｣

なんて慌ててる。本当に可愛いなぁ。言わないよ、頑張ってね応援してるよって言ってあげるとありがとうございます！なんて笑顔で言うんだもん。

でもね、その事実を聞いた瞬間少しだけ胸が痛かったんだよね。多分そういうことなんだよねぇ。どうしよう。