幸せは貴方から 6【荼毘】 (ページ49)

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皆でページ49

貴方side

｢ふはっー、何か疲れたなー｣

私は外の空気を吸いに啓悟と外にでた

ホークス｢そうだね｣

…

｢バレちゃったね、全部｣

ホークス｢ごめん…｣

｢ううん、逆によかったかも…それに謝るのはこっちだよ！｣

ホークス｢うん、そうだね｣

そこは否定してよ！！

ホークス｢目…大丈夫？｣

｢あ〜、うん！見えないけど大丈夫｣

ホークス｢体は？｣

｢大丈夫…て言ったら嘘だよね？｣

まぁ、ここまで生きてるのが奇跡だよ

ホークス｢全然大丈夫じゃない癖に｣

｢だから、大丈夫だっ…｣

私が振り向くと啓悟が私を抱きしめた

放っておいて欲しい

そう思ってた

でも啓悟に抱きしめられるとなんだか視界が滲んで、喉があつくなって…

ホークス｢…泣きたい癖に…｣

｢うる……さ、い…｣

片目からしか流れることの無い涙

ポロポロと流れる涙の意味は

悲しい訳でもない

嬉しいわけでも

ただ

みんなに知ってもらえて…

燈矢に嫌われた訳じゃなくて

安心しただけ…

｢私ね…っ…誰にも見て貰えないまま…っ死んじゃうのかなってっ…っ…ずっとっ…おも、ってたの…1人はっ…悲しいからっ…嫌だったのっ！｣

啓悟は何も言わずに私の背中をさする

啓悟｢大丈夫…Aにはみんなが、いるよ。俺もいる。だから…1人じゃない…｣

すると啓悟は私を抱きしめるのをやめ目を合わせた

啓悟｢だから、次は1人じゃない。皆で、燈矢君を助けに行こう｣

｢…うんっ！｣