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縋っ ページ30
貴方side
荼毘｢自分が何故存在するのか分からなくて毎日夏くんに泣いてすがってた事知らねぇだろ｣
毎日……
荼毘｢誰かに見てもらいたくて、Aを手に入れたくて、俺だけのものにしたくて！ずうっと側にいた事も！｣
私には……
毎日泣いて縋ったりなんてしなかった
こんな時にまで嫉妬してる自分を殺したい
けど今の私にはこんなことしか考えれなかった
荼毘がツラツラと何かを言っているけど私の頭には入って来ない
荼毘｢知らねぇようだから教えてやるよ｣
するとクルクル踊っていた燈矢が胸元に手を持ってきた
荼毘｢過去は消えない｣
こんなこと言ったらそんなの自分の理想だろ
そう言われるかもしれない
けど
言わせて
違うの……
私は燈矢にこんな事を言ってほしんじゃない
昔みたいに
ただ2人でいたかっただけなの
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作者名：ぽんた | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ms7716/
作成日時：2021年11月5日 22時
