幸せは貴方から 6【荼毘】 (ページ28)

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貴方side

荼毘｢燈矢って立派な名前があるんだから｣

っ

このタイミング……？

なんで

てかなんで今まで名前隠してたんだろう

なんでエンデヴァーさんとショート(このふたり)がいる前で言うんだろう

なんかあるの……？

荼毘｢顔はこんななっちまったが…身内なら気づいてくれると思ったんだけどなぁ｣

身内？

誰と？

荼毘｢まぁ気づいた奴は1人だけいたけどな……なぁA｣

すると2人は私をみた

轟｢先……生？なん、で……｣

……どういう事……

荼毘｢あぁ、そっか！！言ってなかったもんなぁ！結婚までしたのに！｣

すると荼毘はニコッと笑い口を開いた

荼毘｢僕轟燈矢(・・・)はエンデヴァー家の長男として産まれました｣

え……

轟？

エンデヴァー？

荼毘｢僕が何故このような醜穢な所業に至ったのか皆に……Aに知ってもらいたい｣

私は目眩がしてきた

言ってることがわかんない

荼毘｢エンデヴァーはかつて力に焦がれていました。

そしてオールマイトを超えれない絶望からより強い゛個性”を持った子を作る為…………

無理やり妻を娶りました｣

個性……

荼毘｢僕は父の利己的な夢の為に作られた……しかしどうやら僕は失敗作だったようで。

程なく見限られ

捨てられてしまいました｣

この時私は全てをわかったような気がした

焦凍君が英才教育を受けていた理由も

昔エンデヴァーさんが言っていた事も

あの日、燈矢が私の前から去った理由も

全部……