山下くんと女優ちゃん２

山下カップル解禁 ページ6

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帰国から２週間。

写真集の発表も無事終わり、私たちの報道はというと

大物俳優さんの不倫スキャンダル のおかげでかなり落ち着きを取り戻しホテル住まいも解消された。


赤崎「写真集どうなるかと思ったけど、本当よかった」


予約の時点で重版も決まり、なんだかんだ私は順調で

社長は智久くんの男気に惚れたとか言って交際に関してなにも言ってこない。

ま、これが写真集売れないとか仕事が入らなくなったとなれば智久くんも悪者になっていたのだろうけど…



「予約で重版って初めてだよね？」

赤崎「Aの今までの頑張りのおかげだね。おめでとう…山下のファンも温かくて本当よかったね。」

「智久くんの人柄なのかな？彼のファンも私に興味持ってくれて写真集予約したって声も聞くし」

赤崎「今回ばかりは悔しいけど山下にも感謝しないと」




「そこで、赤崎さん！」


赤崎「…なに、怖い」


「もう堂々とお互いの家行ったりデートしたりしてもいいかな？」


赤崎「そ、れは…別問題でしょ」


私をマネジメントする上で不都合はもう無いと思ってるんだけどな…


「智久くんのファンも私達のツーショット待ってるんだよ？」

赤崎「…でも、ほら…」

「大丈夫。智久くんはファンは自分自身だって、受け入れてもらえるって言ってくれたよ？」


あの内緒の密会から今日まで約２週間

彼は仕事がパンパンに入っていて、私も同じく、更に家から遠く離れたホテルだったから

全然会えてない


そんな中彼から電話で


山下＿ファンは俺自身だと思ってるから、だから大丈夫。俺それくらいで人気落ちないよ〜？
それに、フェローちゃんのおかげで俺とAのファンって子も多いし受け入れてもらえる


そんな風なことを言われた。



赤崎「それは薄々気付いてる。そうじゃなくてAのファンの方が大変でしょ？」

「私も智久くんみたいにファンは自分自身だって言いたい。水着着てる私が好きじゃなくてAAを好きになってもらいたいの」


赤崎「そうだね…いつも、私が言ってたね。ありのままのAを好きになってもらえればいいって、、ごめん。…山下カップルを応援してもらえるように私も頑張るから」



結局はいつもいつも、私の味方で、

私のことを第一に考えてくれるうちのマネージャー赤崎さんには


頭が上がらないし、感謝 しかないと改めて気付かされる。



赤崎「…今日から山下カップル解禁ね」


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