山下くんと女優ちゃん

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あれから主演の私たちは最後まで残り午前3時解散となった

ちなみにマネージャーの赤崎さんはいつも１件目で帰る

酔い潰れても正くんかかっずんが迎えにくるからだ



比嘉「また、明日の夜も収録で会えるから終わった感じしないね」



明日はSP直前、コードブルー出演者に直撃と言う15分の宣伝番組の収録、

放送当日は朝からテレビ出演したりとまだ皆さんに会う機会はある。


浅利「だなー。とりあえず明日！おつかれ」



店からバラバラと人が散っていき、私も監督やプロデューサーさんに挨拶を済ませて帰宅準備を始める



山下「明日の仕事収録だけ？」

「その前に雑誌の撮影が一本あるかな」

山下「何時？」


カウンターに置いてあったバックを肩にかけて、智久くんと肩を並べ出口へ向かった


「14時には起きないといけない」

山下「……俺ん家泊まる？」


「行きたい……んだけど、、これ」

と私の携帯画面を彼に見せる

赤崎さんAの家の前に週刊誌張ってたから、山下連れ込むの禁止。山下の家に行くのも。あと少しで堂々と交際していいから今は我慢してね


山下「うわ、まじか……どっか２人でホテルに行っちゃう？」

そう言いながら出口の扉を開けようとした私の手を智久くんが抑えた


「えー…」


山下「冗談。Aの大事な初主演ちゃんと放送終わるまで待つ」


智久くんは私の顎をクイっと持つと 吸い付くようにリップ音を立ててキスをしてくれた


「ともくん、好きー」

山下「俺も〜」



有岡「山下くんまだ俺残ってるんですけど」



山下「うお！覗き見か。趣味悪いな〜」


なんて言って大ちゃんの肩に手を回して コノヤロウ とか言いながら大ちゃんの頬っぺたをツンツンとしている


有岡「やめてくださいよ〜〜」


やめてと言いつつも大ちゃんもまんざらでもないらしい


ちょっと羨ましいー！！って思ったのはここだけの秘密。



山下「家着いたらちゃんと連絡して」

「分かった。」

タクシーに乗り込むと智久くんにそう言われて返事をすればポンポンと頭を撫でられて

また明日なーと言われる

そんな私達を見て大ちゃんが微笑んでる


有岡「溺愛っすねー！！」

「大ちゃんうるさいよー。外だから」

有岡「あ、ごめん。じゃ、気をつけて」






山下「よし、有岡！飲み直すか」

有岡「まじっすか？俺明日昼から撮影なんですけど」


タクシー越しにそんな会話が聞こえて微笑ましいな、なんて思いながら帰宅した

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