山下くんと女優ちゃん

クランクアップ ページ16

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撮影も時間通り順調で残すは

藍沢先生がフェローちゃんに告白をして

結ばれるシーンで終わり。

スタジオにはコードブルー出演者も集まり最後のシーンを見守っている




スタ「本番いきます。5.4」

3.2.1と手で合図をされ始まる


山下「彼氏になってやってもいいぞ。…ただ１つだけ条件がある」

「何ですか…？」

山下「仕事以外で先生と呼ばない事」

「こ、うさく…？」

山下「フェロー、俺の彼女になってくれ」



深く甘いキスをされて、お互い少し役を忘れてしまいそうになる



監督「カットー！！！！リアル。いい。すごいいい！！このままシーン44いくぞ」


とても褒められて智久くんと目を合わせ照れ笑いになる


山下「ちょっと抑えらんなかった」

なんて小声で言われて、私の頬が赤くなっていくのが分かり

「わたしも…」

小さな声で私も返す



メイクさん、衣装さんに囲まれて私はブラックのセクシーな下着に、

智久くんもメイクさんに囲まれて上半身裸になり



セットのベッドへ入り智久くんが左腕で腕枕をしてそのまま私を抱きしめるシーンから


山下「下着可愛いー前貼り剥がしてぇ」

本番前に冗談ぽく言いながら空いた右手を布団の中に入れて私のお腹をツンツンとしてくる

「ちょっと、智久くん」

私も空いた左手で智久くんの手を止めれば



スタ「本番いきまーす！！」


本番！の声が聞こえて、智久くんはフニャっとした笑顔から、藍沢先生へ切り替わった

わたしもフェローちゃんのスイッチを入れる



藍沢先生役の智久くんの右手が背中に回り下着のフォックをパチンと外し、下着は外さず、

私の胸に智久くんの手が添えられて

やっぱりちょっと役が抜けちゃいそうになりながらセリフを言う


「も…ダメ、明日も早いから」

山下「分かってる、触るだけ」


本来ならそのまま目を閉じて終わりだから目を閉じれば

智久くんの指先が私の弱いところを刺激してきて、声が出ちゃいそうになるのを必死で我慢する


……すっごい、Sなのかな、、

と考え興奮しちゃう私はもうフェロー役を忘れかけてるのかもしれない


監督「カットーーー！！！」


下着姿の私に衣装さんが上着を着せてくれて

モニターチェック


監督「オッケー！最後のAちゃんの顔リアルでいいよ。僕やりで仕込まれただけあるな」


褒められるが
実はリアルなんです。智久くんの指先に感じました
なーんて事は言えるわけもなく

隣の智久くんは よかったじゃん とニヤニヤしていた


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