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貴久くんは藍沢先生の不穏な空気には気付いてないみたいで続けた
増田「研修医として行くから、こいつの事どうしようかなって考えてたら、…貴久くんの邪魔したくないから別れるって聞かなかったよな〜？」
貴久くんが話し終わるとちょっとした沈黙が流れた
緋山「ん？え？付き合ってたの？」
増田「え？あー一応元カレでもあります…俺は遠距離でも続けたかったんですけどね」
ちょっと切ない顔を私に向けた…
あの頃の私はまだ子どもで、会えない距離に行ってしまうなんて無理だった
待ってるつもりだったけど、寂しさには勝てなくて
結局新しい彼氏を作ったりして、貴久くんとの関係は終わってしまった。
それでも彼は私の事を気にかけてくれる優しい先輩でいてくれたから、たまに近況報告をしてる
藍沢先生がどんどん不機嫌になってて話題を変えようとした
「あ！なんでまた今日きてくれたの？」
増田「近くの病院に用事があって…あと久しぶりに顔見たくなったから」
「え、」
増田「驚いたよ、ちょっと見てない間に、綺麗になってて、」
ストレートに思った事はなんでも口にしてくれてた彼は昔となにもかわってないらしい
「口説いてる？」
なんて笑えば
増田「口説いてる」
と真剣な顔をして、素直に言われる
緋山「あーダメダメ！山田は彼氏出来たから！ね？」
と、早く断れという表情で緋山先生に見られる
藍沢先生は怒ってる顔をしながらいつもの癖なのか手を握りしめ親指を動かしていた
…嫉妬してくれてる。とちょっと嬉しくなったのは秘密
そんな藍沢先生をもっといじめたいって思った私は悪魔
増田「彼氏いるんだ？」
「一応ね…貴久くん私の事忘れてるって思ってたのに」
増田「忘れるわけないだろ。嫌いで別れたわけじゃないし…あの時北海道行ってなかったらまだ俺といた？」
「…そう、かもね」
と言うと、痺れを切らしたのか藍沢先生は
俺仕事に戻る
と席を立った
緋山「あ、待って。山田もそろそろ仕事に戻りなよ」
と緋山先生は藍沢ー！と呼びながら席を離れた
「…貴久くんごめんね、私今藍沢先生と付き合ってるの。…藍沢先生とならどんなに離れてても好きな気持ちでいられそうなんだよね」
と言うと
増田「大人になったな…」
とあの可愛い笑顔で私の頭を撫でて
増田「藍沢は気難しそうだから頑張れよ、じゃ俺行くわ。仕事頑張れ」
そう言って貴久くんは私の元を離れた
そして私は藍沢先生を探す為足を動かす
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kokuma(プロフ) - 沙奈さん» 移行先にて書いています。 (2017年11月19日 10時) (
レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 沙奈さん» 遅くなりすみません。リクエスト作品出来ました。彼女に甘い藍沢先生 です。本編の中に入れたかったのですが、中々入れられなくて短編で書いています。思った以上に上手く書けなかったので…またいつか彼女に甘々な先生を書きたいと思ってます(/ _ ; ) (2017年11月19日 10時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 唯那さん» 遅くなって申し訳ありません。浴衣のお話出来ました^^移行先で書いているのでお時間あればまた見にきてください(^^) (2017年11月16日 22時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - あいさん» いつもいつもコメントありがとうございます^^励みになりますm(__)m (2017年11月12日 9時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - かわいすぎ (2017年11月12日 8時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokuma
| 作成日時：2017年10月14日 0時
