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…なんで？…まだ８歳だよ？
心マを続けても冷たい小さな体は応えてくれない
母「待って！手止めないでよ、お願いします」
藍沢「…残念です。溺水時間が長過ぎました。手を尽くしましたが蘇生開始から40分。もう助かりません。翔北まで救急車で一緒に行ってあげてください。」
藍沢先生がそう言うとお母さんは泣き崩れてしまった
藍沢「山田縫合セットくれ、綺麗な状態でお母さんに帰そう」
私が手を動かすのを止めると
朝と同じピーーーと言う悲しい音が響き
藍沢先生がモニタをオフにした
藍沢「山田！！仕事しろ」
「は、い」
あれから藍沢先生は綺麗に縫合し白車に崇人くんと母親を乗せ 医師は同乗しないと告げて
私とヘリに乗り、近くの病院に20代男性を搬送したのち、翔北へ戻るためまたヘリに乗り込んだ
藍沢「あまり落ち込むな。」
ヘッドセットから藍沢先生の慰めの言葉が聞こえて来た
朝は少しだけ信頼関係ができて来たと思った患者さんが私のせいで奥さんに会えず最期を迎え
今はあの母親のどうして？なんで？先生助けてと悲痛の叫びが私の頭を攻撃する
助かる命しか救えないと学んだはずなのに…
「うっ…」
目眩と吐き気が私を襲う
藍沢「A」
雪村「山田先生！！」
藍沢＿こちら翔北ドクターヘリ。ヘリ機内で山田が嘔吐。点滴準備と処置室確保してくれ
藍沢「大丈夫か」
藍沢先生が私の背中をさすってくれるのが分かって私はゆっくり目を閉じた
──────────────
緋山「山田どう？」
藍沢「疲労と、ストレスだろう」
緋山「…朝山田が受け持った患者が奥さん来る前に亡くなったって聞いた。」
藍沢「それに加え現場でも８歳の命を救ってやれなかった」
緋山「…2人も救えないのはキツイよね…急患もないし、山田起きたら家帰って休むように言って。…支えてあげなよ。」
藍沢「あぁ。」
どれくらい寝てたのだろうか
扉が閉まる音で、ゆっくり目を開けた
藍沢「A」
「藍沢先生…ごめんなさい、私」
藍沢「点滴も終わってる。今日は家に帰ってゆっくり休め。…帰れるか？」
藍沢先生がずっと繋いでくれてたのか右手が暖かくて心地いい
「藍沢先生は？」
藍沢「俺はまだ仕事が残ってる」
「そっか」
藍沢「…ん。先に帰っててくれ。」
藍沢先生の家の鍵を渡された。
「…分かった」
藍沢「そんな顔するな。急いで仕事終わらせる」
そう言って藍沢先生は私のおでこに
チュッ と１つ
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kokuma(プロフ) - 沙奈さん» 移行先にて書いています。 (2017年11月19日 10時) (
レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 沙奈さん» 遅くなりすみません。リクエスト作品出来ました。彼女に甘い藍沢先生 です。本編の中に入れたかったのですが、中々入れられなくて短編で書いています。思った以上に上手く書けなかったので…またいつか彼女に甘々な先生を書きたいと思ってます(/ _ ; ) (2017年11月19日 10時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 唯那さん» 遅くなって申し訳ありません。浴衣のお話出来ました^^移行先で書いているのでお時間あればまた見にきてください(^^) (2017年11月16日 22時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - あいさん» いつもいつもコメントありがとうございます^^励みになりますm(__)m (2017年11月12日 9時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - かわいすぎ (2017年11月12日 8時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokuma
| 作成日時：2017年10月14日 0時
