俺のフェローは優秀だ ページ25
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看「山田先生！川田武彦さん、ショックです」
「すぐ行く！」
川田さん65歳男性。
末期の胃がんで昨日吐血してICUで過ごしている。
私が初めて受け持った患者さんだ。もちろん指導医のサポートはある。
そんな川田さんが最期の瞬間を迎えた
そして最期に川田さんは
川田「先生のおかげで、毎日楽しかったよ。病気も私の一部だ。憎むのはやめて愛する事ができた。ありがとう」
と言った。
でも私は結局命を繋ぐことが出来なかった、
あと五分その命をのばせていたら、川田さんは奥さんに最期の別れを言えたのに
そして生憎今日はフライトの日、藍沢先生と一緒なのが少しだけ救い。
『消防よりドクターヘリ要請です』
泣く暇もなく、川田さんのご家族に頭を下げヘリポートまで走った
藍沢「大丈夫か…？」
「はい。…患者情報お願いします」
『８歳男児、川で溺れているのを近所の方が発見し救助し、その方も低体温、血圧下がってます。
溺水して20分経ってます』
藍沢先生と雪村さんと走って現場へ向かった
雪村「脈触れません」
藍沢「心停止してる…左開胸する。」
消防「すいません、救助にあたった20代男性、バイタル低下し瞳孔散大してます。診ていただけませんか」
藍沢「すぐ行きます。…ダメだ。溺水の時間が長過ぎた…山田はこの子の胸閉じて白車に乗せろ。翔北で死亡確認する。」
藍沢先生はゴム手袋を外し走ってもう1人の患者の方へ向かった
雪村「縫合セット用意します」
「待って、心臓に直接電気ショックする。」
雪村「…分かりました」
「ダメだ…体温は？」
雪村「22度です」
母「崇人！！！先生、お願いします」
この子の母親であろう人が血相を変えてこの現場に来たのだろう
母「なんで、…先生助かりますよね！？」
なにも答えられない
「雪村さん、生食温めて」
雪村「はい」
腹部を小さく開きチューブを通して生食を流し込む
「体温は？」
雪村「上がりません…蘇生開始から30分経過してます。」
もうモニタから聞こえるピーーーという悲しい音は聞きたくないの
お願い…返ってきて
心マを必死に続けるも何の反応もない
雪村「山田先生。もうダメです」
「諦めたくないの、、」
藍沢「諦めろ。」
処置が終わった藍沢先生は私の所へ来て手を抑えた
「いやです。」
藍沢「…雪村、搬送手伝え」
雪村「はい。」
藍沢「…山田もうゆっくりさせてやれ、十分その子は頑張った」
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kokuma(プロフ) - 沙奈さん» 移行先にて書いています。 (2017年11月19日 10時) (
レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 沙奈さん» 遅くなりすみません。リクエスト作品出来ました。彼女に甘い藍沢先生 です。本編の中に入れたかったのですが、中々入れられなくて短編で書いています。思った以上に上手く書けなかったので…またいつか彼女に甘々な先生を書きたいと思ってます(/ _ ; ) (2017年11月19日 10時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 唯那さん» 遅くなって申し訳ありません。浴衣のお話出来ました^^移行先で書いているのでお時間あればまた見にきてください(^^) (2017年11月16日 22時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - あいさん» いつもいつもコメントありがとうございます^^励みになりますm(__)m (2017年11月12日 9時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - かわいすぎ (2017年11月12日 8時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokuma
| 作成日時：2017年10月14日 0時
