56 フェローの成長 ページ10
『ドクターヘリ要請です』
雪「50代男性、ショックです。」
藍「大動脈瘤だ。ラプチャーしてる先に開胸して遮断する」
「開胸セット用意して」
冴「川田慎一くんが急変しました。腹腔内出血です。」
「あの灰谷先生の？…こっちAAAだからなー…冴島と横峯先生行って、状況報告して」
横「はい！」
灰＿藍沢先生！再破裂して慎一くんショック状態です、誰かきてもらえませんか？
藍＿あと15分はかかる
行ってあげたいけどこっちもまだ手が離せない…
「スピーカーにして」
看「はい」
灰＿僕らだけじゃ無理です
＿灰谷先生、もう自分のせいで誰かが死ぬの嫌なんでしょ？慎一くんを助けられるのはあなた達しかいない
灰＿…分かりました。
３人が 慎一くん を助けてる声が聞こえて、私も手を早める
藍「後、頼んだ。A行くぞ」
「どんな状況？」
灰「REBOAで遮断してから5分経過しています」
藍「ここで止血しよう」
フェローと、私たちで 慎一くんを助ける処置を開始する。
藍「Aもう少し引いてくれ」
「分かった」
耕作がフェローに指示を出し私はサポートに回り、オペが終了した
藍「…慎一くんの状態見に行くぞ」
再びICUへ向かう
藍「どうだ？」
名「安定しています。」
藍「よくやった。」
耕作がそう言うと ３人は目を見開いて耕作を見てる
藍「３人揃ったことで12歳の子どもの命を救った。
お前達が駄目だと言ってるんじゃない
救命はチームだと言ってるんだ。」
そう言った 耕作 は 黒田先生 のようで 年月が経ったんだなとしみじみ感じた。
「緋山先生に見て欲しかったな…」
藍「緋山が見る機会はこれからいくらでもあるだろ」
「そ、うだね。…検査結果届いてるかも見に行ってくる」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「緋山先生！！！！」
緋「わ！ノックぐらいしてよ」
「陰性だった」
緋「…なんで、あんたが泣くの」
陰性と書かれた紙を持って緋山先生の元へ走った
「だってエボラかもって、緋山先生死んじゃうかもって思っちゃったから…」
緋「ふー…勝手に殺さないでよ」
緋山先生は眉を少し下げて、ぎゅっと私を抱きしめて笑った
「フェロー頑張ってたよ、３人で命を救った、名取先生はカットダウンをして…褒めてあげて」
緋「すごいじゃん。…そうだね。ちょっと顔出しに行ってくる」
こんな泣く人じゃなかったのにな…最近よく泣いてる
緋山先生が無事でよかった…
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さざんか(プロフ) - 完結おめでとうございます。そしてここまで書いてくださってありがとうございました！！！とってもとっても素敵、感動して涙が出ました……この作品に出会えてよかった。どうか届いて欲しい、本当にありがとう。 (8月24日 2時) (
レス) id: 2d06e4d39c (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - クリームパンさん» コメントありがとうございます。泣きながらなんて本当に嬉しいです(/ _ ; )番外編もできたのでよければまた見に来てあげてください^^ (2017年10月23日 21時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
クリームパン(プロフ) - コメント失礼します。とても感動しました。もう泣きながら読んでました笑これからも応援しています！ (2017年10月23日 16時) (レス) id: bd1ddc4c18 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 紗智さん» 度々のコメントありがとうございます。皆様のお陰でラストを迎えることが出来て感謝です^^泣いていただけるなんて…嬉しいかぎりです！！また番外編出来ましたら、いらしてください(^-^) (2017年10月22日 5時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
紗智(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございました。読みながら泣いてしまいました。また読みます☆ (2017年10月21日 23時) (レス) id: 34ac6a1676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokuma
| 作成日時：2017年10月6日 21時
