藍沢先生に一目惚れしたフェローちゃん

その10 ページ10

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「おっはよ〜」

横峯「おはよーって今日は一段と攻めの服装だね〜」


淡いピンクベージュのVネックニットにミディアム丈のスリットが深く入ったラベンダーカラーのタイトスカートに、ヴィトンの小さなショルダーバッグ

そして初任給で奮発して買った、まだ一度も履いてなかったジミーチュウの綺麗目ピンヒールパンプス

と持ってる服の中から一番大人っぽいものを選んで気合い十分にしてきた。


「勝負の日だからね〜」

横峯「その靴可愛いー」


なんて女子らしい会話をしながら救命のスクラブに着替えて横峯先生とスタッフルームへ向かう


横「「おはようございます」」


それぞれ挨拶を返してくれた


冴島「山田先生珍しくメイクバッチリですね」

いつもは忙しくて マツエクしてるし、ファンデして眉描いて淡いカラーリップを塗るくらい。

今日はシャドーもしっかり塗りハイライトも入れ

メイクもバッチリ！まぁでもこんだけ走り回ると崩れるから勤務が終わったら直すけどね


横峯「私も思った！服装もメイクもバッチリだし、合コン行くの？」

その声に反応した緋山先生が寄ってくる

緋山「なに？合コン！？」

横峯「前の合コン誘ってあげたのに、抜け駆けとかずるい！私も誘ってよー」

「ごめんね、横峯先生。今日は合コンじゃなくて、デートです！！」

藤川「え！デート？」

なんて言うと後ろの方から ガシャーン と音がする



白石「藍沢先生大丈夫？」


橘「おはよう…藍沢大丈夫か？」


音の方を向くと、藍沢先生が持っていたであろう大量のカルテが辺りに散らばっていた

藍沢「あ、大丈夫です。」

と藍沢先生は橘先生に返すと白石先生と拾い集めていた


緋山「藍沢昨日当直だったし寝てないのか……あ！！！」

橘「今度はなんだ〜朝から元気だな」


緋山がチョコチョコと私にかけより耳元で

緋山「もしかして、相手藍沢？」

と聞かれる

「…違います」


と


なんか秘密っぽいのがキュンとする感じがして


嘘をついてしまった


緋山「なーんだ。じゃあ、藍沢の事男として好きなわけじゃなかったんだー！！」

緋山先生の大きな声がスタッフステーションに響き

白石「え！そうなの？てっきり恋愛感情かと思ってたー！」


藍沢「ラウンド行ってくる」

白石「え？そのカルテ直しに来たんじゃないの？」


と大量のカルテを直しにきたはずの藍沢先生が出て行った


藤川「山田と藍沢付き合ってんの！？」

冴島「藤川先生黙って！」

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