その9 ページ9
＜医局＞
デスクに山田の姿がないがPCは付いたまま
PCを覗けば今日の午後受け入れた、鉄串が刺さった男の子の報告書をかいていたのか
【北はらけんtrrrrrrrrrrrrrrr】
これはキーボードの上で寝てたな…と理解するが
当の本人がいない。
藍沢「おい…」
デスク前に置かれたソファーで小さく子どものように横になっている山田がいた。
彼女の足元の少し空いた空間に腰を下ろすと んっ… と声を発し器用に寝返りをし反対側に向いたがまだ夢の中らしい
いつも一つにまとめられて緩くパーマがかかった髪は寝るのに邪魔だったのか外されていた
少し茶色く胸あたりまであるロングヘアーが無造作になっていて、その隙間から見える寝顔に
不覚にもドキッ
とした事に気付かないフリをしたい。
「ん…あ、いざわせんせ…？」
寝起きの少し掠れた声で名前を呼ばれた
藍沢「PC付けたまま寝るな」
どうして俺はいつも伝えたい事より違う言葉が先に出てしまうのだろうか
「ごめんなさい…あ、カフェオレ」
俺の手に収まって渡さないでいた、カフェオレと、コーヒーを指さされる
藍沢「…これやる。」
「いいんですか？ありがとうございます。」
ゆっくり彼女は体を起こして俺の隣に座り缶を受け取り、開け、少し乱れた長い前髪をかきあげた
その一つ一つの仕草が俺を刺激してる
「藍沢先生？」
藍沢「なんだ」
「…いつからいたんですか？寝顔見てない…ですよね？」
藍沢「少し前に、声掛けたが爆睡してた。子供みたいな寝顔だな」
「子どもか…藍沢先生って年下ありですか？」
藍沢「嫌いじゃない…」
山田に覗きこまれた俺は少し素直になっていて、俺じゃないみたいだなと思わされる
よかったと小さく呟き
「藍沢先生、明日私と夜ご飯食べてくれませんか？」
それってどう言う意味だ………今すぐ藤川か新海に聞きたい気持ちを押さえ、返す言葉を探す
藍沢「えっと…それは」
柄にもなく言葉に詰まる、とそんな俺を見て微笑み
「誘ってます。」
と一言分かりやすく伝えてくれた
藍沢「明日は当直じゃないから、大丈夫だ」
なんて曖昧な返事になった
「じゃあ、明日の夜楽しみにしてますね 藍沢先生っ」
そう言った彼女はいつもみたいに 大好きなどとはしゃぎまくってる山田 ではなくて
どこか妖艶な大人びた表情を見せフェローと指導医と言うと立場だと言う事を忘れそうになっている
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kokuma(プロフ) - まなみさん» 続編決定しました！！移行したのでぜひこれからもよろしくお願いします(^_^) (2017年10月14日 0時) (
レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - pooh1992さん» ありがとうございます^^移行したので続編も応援いただけると幸いです(*^^*) (2017年10月14日 0時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - ゆあちさん» 続編移行したのでまたお時間がある時読みに来てください^^ (2017年10月14日 0時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 真奈美さん» リクエストありがとうございます。続編に移行したので、そちらで、書きたいと思います^^ (2017年10月14日 0時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - 続編めっちゃ希望です！！めちゃめちゃニヤニヤしながら読んで楽しませて頂いてます^^これからも読んでいきたいです！ (2017年10月13日 22時) (レス) id: 26db465831 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokuma
| 作成日時：2017年9月23日 11時
