その44 ページ44
あれから電気を消し、 テレビの明かりが付いた部屋で
藍沢先生は私の全てを味わうかのように 沢山 沢山 愛してくれた
それはもう、想像以上で─────────
私を 喰べる その口も その器用すぎる 手や指も 甘く低いその声も 私のために流す汗も
彼の全てが 私の もの に
私の全てが 藍沢耕作 の もの になった
そんな気がして幸福感で溢れた
今は そのままの姿 で藍沢先生がソファーに座り 私がその上に跨って シャワーを１人で浴びるか 浴びないか 揉めてるところ
藍沢「別にいいだろ」
「や、だ…お風呂明るいし」
藍沢「今も真っ暗じゃないし、…変わらないだろ？」
「いーや。藍沢先生がよくても私は…あ」
あ、癖で 藍沢先生 って呼んじゃった…
正面にいる藍沢先生を見ると 勝ち誇ったような顔をして 私を抱き上げ お風呂場へ強制連行した
「待って、」
藍沢「うるさい、お前に拒否権ないだろ」
と言いながら降ろされ、手を引かれ２人でシャワーを浴びる
水も滴るいい男 とは本当にいたらしい
頭より上にあるシャワーからお湯を出し２人でそれを浴びてるだけなのに どうしてこの人は こんなにかっこいいのだろう……
藍沢「見過ぎ」
「こ、うさく、がかっこよすぎて…」
藍沢「呼び慣れない？」
「あ、…はい」
藍沢「さっきは俺の下で 耕作 耕作 って呼んでたのにな」
藍沢先生は得意げにニヤリと笑う
「いじわる…」
と彼の胸元にギューと抱き付けば
藍沢「A…」
「ん？なに？」
藍沢「別に 藍沢先生 でもいいが、たまには…名前で呼ばれたい」
語尾に行くにつれ 小さくなる その声 が その言葉 が
なんでそんなにいちいち可愛いんだろうか
「こうさく、こーさく、こう？こうちゃん？」
抱きついたまま少し藍沢先生を見上げながら何度も名前を呼べば、嬉しそうに微笑んでくれて、
どちらともなくシャワーの雨が降る中 また何度も唇を重ねる
「んんっ…ちょっと逆上せそ…」
藍沢「あぁ、出ようか」
と手を引かれてお互い下着だけ身に付けて、
「こーさく、髪乾かして？」
と言えばまた昨日のように、器用な手付きで乾かしてくれ
手を取り合い ベッドの中へ、抱きしめ合い おやすみのキス を交わし
寝ようと思えば 藍沢先生が背中のフォックを外した
「も…ダメ、明日も早いから」
藍沢「分かってる、触るだけ」
なんて 謎の言い訳 をしながら 外れかけた下着をまとい 藍沢先生の暖かな手が心地よくて目を閉じた
.
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kokuma(プロフ) - まなみさん» 続編決定しました！！移行したのでぜひこれからもよろしくお願いします(^_^) (2017年10月14日 0時) (
レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - pooh1992さん» ありがとうございます^^移行したので続編も応援いただけると幸いです(*^^*) (2017年10月14日 0時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - ゆあちさん» 続編移行したのでまたお時間がある時読みに来てください^^ (2017年10月14日 0時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 真奈美さん» リクエストありがとうございます。続編に移行したので、そちらで、書きたいと思います^^ (2017年10月14日 0時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - 続編めっちゃ希望です！！めちゃめちゃニヤニヤしながら読んで楽しませて頂いてます^^これからも読んでいきたいです！ (2017年10月13日 22時) (レス) id: 26db465831 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokuma
| 作成日時：2017年9月23日 11時
