その39 ページ39
灰谷先生はまた泣きそうな顔を見せていた
名取「藍沢先生がまだかって言ってるけど」
名取先生が私たちを探しにきたらしいが、私と横峯先生は灰谷先生の前に座った
「私ここにきた時、同期の皆正直嫌いだった。」
横峯「えー!なにそれ」
「灰谷先生は素人かよ!ってくらい手は動かないし、度胸もない。なんでフライトドクター目指してんのって。これなら私1人の方が出来ると勘違いしてた」
名取先生もつられて私の横に座る
「灰谷先生は患者の気持ちに寄り添える医者、名取先生はドライだからこそ決断力がある医者、横峯先生は知識あるし患者を和ませる力があると思う。……私はそんなあなた達とチームになりたいってこのチームで命を救いたいって最近思うようになった」
隣の横峯先生を見るとなぜか号泣してて笑ってしまうと、灰谷先生も涙を浮かべながら笑ってくれた
名取先生もちょっと嬉しそうにしてる
横峯「い、いこと、言う、じゃ、ん」
と言って、私たちを抱きしめた
「暑いよー!」
灰谷「よ、横峯先生、近すぎる」
名取「熱苦しっ!」
藍沢先生たちみたいな チーム になるにはまだまだ時間がかかる。
横峯「頑張ろうね…」
たまにはこんな熱苦しいのもいい…かも
藍沢「…どういう状況だ」
その声で皆立ち上がる。
藍沢先生はちょっと呆れ顔
藍沢「山田、横峯、オルソーシスはどうした」
横峯「「あ…」」
藍沢「忘れてたのか…全員カルテ整理終わるまで帰るなよ」
横峯「えー…はーい」
横峯先生と灰谷先生は 早く終わらそ と言いながら出て行った
「鬼!藍沢先生鬼!」
私は藍沢先生の隣に行き、プーっと頬を膨らましてツンツンと鍛えられた腹筋を突く
藍沢「うるさい」
と私の膨らんだ頬を両手で挟まれた
それを割り込むかのように
名取「オルソーシスですよね?ありましたよ」
藍沢先生は手を離して名取先生から無言で受け取り私たちを背にした
名取「焦れったいっすね〜。」
え、なに?と
名取先生の方をジッと見ると
出て行こうとした藍沢先生も少し振り向いて立ち止まる
名取「院内で毎日こーゆうことしてるんですか?」
と言って、名取先生が近づいて来て
私の後頭部に手が回り私の唇に名取先生の 唇 が触れ
名取先生はここを出て行こうとしたのは一瞬の出来事だった
え、
なに、なんで?
藍沢「…なにしてる」
藍沢先生は横を通り過ぎようとした名取先生の腕を掴んだ
.
2201人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kokuma(プロフ) - まなみさん» 続編決定しました!!移行したのでぜひこれからもよろしくお願いします(^_^) (2017年10月14日 0時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - pooh1992さん» ありがとうございます^^移行したので続編も応援いただけると幸いです(*^^*) (2017年10月14日 0時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - ゆあちさん» 続編移行したのでまたお時間がある時読みに来てください^^ (2017年10月14日 0時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 真奈美さん» リクエストありがとうございます。続編に移行したので、そちらで、書きたいと思います^^ (2017年10月14日 0時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - 続編めっちゃ希望です!!めちゃめちゃニヤニヤしながら読んで楽しませて頂いてます^^これからも読んでいきたいです! (2017年10月13日 22時) (レス) id: 26db465831 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kokuma | 作成日時:2017年9月23日 11時