藍沢先生に一目惚れしたフェローちゃん

その18 ページ18

怖い顔か…

白石「あ！藍沢先生ちょうどいいところに来た！これ薬品室持って行っといて！」

藍「おい！」

スタッフステーションに戻るとドンと重たい薬品や器具を白石に渡された

白石「患者さんに呼ばれちゃって！よろしく。」


なんで俺が…と思いながら薬品室の前まで行く


横峯「名取先生どう？」


名取と言う言葉に反応してしまい足が止まる



「大丈夫そうだったよ」

横峯「そっか〜…あ！来週の火曜日空いてる？」

「んー…当直じゃなかったら空いてる」

横峯「よかった！じゃ合コン付き合って！」

「合コン？」

横峯「この前の現場でレスキューの人にナンパされちゃって〜流れで合コンしよって」

「なにそれ、仕事中にナンパってやばいよ」



合コンか…なにを浮ついていたんだ

昨日の出来事は 夢 かなにかだと錯覚に陥り、彼氏でもないのに 名取 という存在に苛立ち

いつもと違う俺が生まれようとしていて…でもそれは間違いだった。

俺はあいつの指導医。 それ以上じゃない



藍沢「藤川これ薬品室に持って行ってくれ」

藤川「え？なんで」


白石から受け取ったそれを藤川に半ば強引に押し付け医局へ戻る


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山田side


横峯先生も救命の現場で連絡先交換する！？
ちゃっかりしてるっていうかなんてゆーか…


横峯「筋肉ムキムキでかっこいいの！お願い！来て」

「えー…考えとく」

横峯「…昨日のデートの人？」


たまに横峯先生って鋭いよね


「別にー」


藤川「あー…山田と横峯か」

「お疲れ様です」


何かを悟ったように藤川先生が入って来た

藤川「あ！！！山田、医局に行って来てくれないか？」

「え？なんでですか」

そう聞くも、理由を言ってくれない藤川先生

渋々薬品室を後にする

め ん ど く さ ー い


すれ違った冴島さんを見つけて

「あ！旦那さんが薬品室で不倫してましたよ」

と言ったら冴島さんは驚きと怒りで薬品室に向かってた

理由を言ってくれない藤川先生への復讐だーといたずら心が働く


医局

なんで医局？と思いながら扉をあける


「あ…藍沢先生。お疲れ様です」

藍「おつかれ……なんだ？」

突っ立てる私を不思議そうに見る

「藤川先生が医局にいけって」

なんなんですかね〜と言いながら藍沢先生の隣に座る


藍「…お前のデスクは後ろだろ」

「素っ気なくしないでください。」

PCから目を外さない藍沢先生を覗き込む

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