# ついに完成 ページ26
▽▼
『 ウジオッパ、歌詞出来ました。』
「 ん、見せて。」
作業を中断して私の方へ向き直すと、紙を手に取り歌詞をじーっと見ていく。
「 これ、俺に分かるように説明できる？」
『 ･･･え？』
「 日本語だけ書いてあっても分かんねぇ。」
『 あ、ごめん！説明するね！』
ここの歌詞は韓国語ではこういう意味を持つ、とか
こういう理由でこの言葉にした、とか。最初から最後まで説明をした。
『 って、感じなんだけど、･･･どう、ですか？』
「 今から歌える？」
『 い、今から？ ･･･え、今？』
「 10分後に軽く録るから。」
『 まじすか。』
＊＊
『 ･･･ふぅ。オッパ、どう？』
「 こっち戻って来い。」
それだけ言って切れた。
え、感想もなしなの？そんなにダメだった？調子に乗りすぎたかな･･･
オッパが出してくれた椅子に座る。
「 歌ってる時、俺らの歌い方に寄せたか？」
『 うん。ごめん、勝手に脳内でパート振り分けました。』
「 なんで？」
『 えっと、その方が歌詞考えやすかったから。』
オッパの顔を見るのが怖くてずっと俯きながら、
ボソボソ喋ってると、頭の上にポン、と大きな手が乗っかった。
「 すげぇ、良かった。」
『 ･･･ほんと？怒ってない？』
「 なんでだよ笑 むしろ感動してるわ。」
『 歌詞は？』
「 もう、これでいく。」
『 やっっった！！！！』
一発OKなんて！！！素晴らしいじゃん私！！！
頑張ったよ、ほんと。
「 達成感に浸ってるとこ悪いけど、はい。」
『 ん？これは、』
見覚えのあるタイトルが4つ。
えっとー。これは、つまり･･･？
「 この4つも日本語訳よろしく。」
『 ･････ っ、やだ！！！！！』
「 ふーん。あっそ。じゃ、もうお前に頼まねぇわ。帰っていいぞ。」
うん！！言い方ね！？
こんなん言われたらさ！！やるしかないじゃんか！？
『 ･･･ ぜひ、歌詞を書かせてください。』
「 期限1週間後な。頑張れー。」
『 もう！！！ムカつく！！！』
「 何とでも言え。」
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ゆーち(プロフ) - まむすけさん» 応援ありがとうございます！頑張ります！ (2021年8月1日 12時) (
レス) id: 1f8c53728d (このIDを非表示/違反報告)
まむすけ - 初めましてですいません。こちらの作品から前作も読ませて頂きました！更新頑張ってください応援してます！ (2021年7月28日 15時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーち | 作成日時：2021年7月24日 0時
