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「 …… それに。」

『 えっ?』

「 この体操服、誰の?Aじゃない匂いすんだけど。」

『 あーー…っと、ね、?』

「 誤魔化すってことは、" 男 " の?」











これは、言っても言わなくても怒られるな。
だったら、正直に言った方が軽く済むかもしれない。











『 ジフニ、オッパの、です。』

「 は?」

『 いや、これは、』

「 へー。俺じゃなくて、ジフナに借りたんだ?」

『 たまたま、居たから、』

「 言い訳すんな、ムカつく。」

『 …… だって、オッパの教室行きたくないもん。』

「 なんで。」











たまたま居た、っていうのは本当で。
でも、オッパの教室に行きたくない理由はちゃんとある。

女の子に囲まれてるから。

無視してるのは分かってるけど、見るのが嫌だもん。











『 いっつも、女の子に囲まれてるじゃん。見たくない。』











この言葉がどういう意味を示してるか、いくら恋愛ベタでも気付くこと。
オッパを見ると、嬉しそうに口角を上げてる。












「 それは、嫉妬?」

『 … オッパが遠くに感じて嫌なだけ。』

「 ははっ、素直じゃねえやつ。」











おでこ、瞼、鼻、頬っぺに1回ずつキスを落とすオッパ。
何事…?すぎて、されるがままの私。












『 オッパ … ?どうしたの、』












オッパの視線は私の唇にあり、もしかして … と思いながらも
近づいてくる顔に合わせて、目を閉じる。












JS「 …… お取り込み中悪いんだけど、ハニ。帰るよ。」











唇が触れる寸前、カーテンが開きシュアオッパに見られた。












JH「 ちっ、お前まじタイミング。」

JS「 逆に良かったんじゃない?理性飛ばずに済んで。」

JH「 まぁ、うん。助かったわ。さんきゅ。」

JS「 Aちゃん、怪我大丈夫?」

『 あっ、うん、大丈夫、です。』

JS「 教室まで送るよ、行こ。」

『 いや、大丈夫です!1人で帰れるので!』










私は、逃げるように自分の教室へ帰ろうとした … ら。
ヒョイと持ち上げられる私の身体。











『 えっ!ちょ、なんで!?下ろして!!』

JH「 うるさ。お前1人で歩けねえだろうが。」

『 いや、そこまで重症じゃないから!!下ろしてー!』

JH「 ギャーギャーすんな。」

JS「 Aちゃん、ここは甘えときな?」

『 …… はい。』










シュアオッパに言われたらそうするしかないじゃん。



▽▼

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ゆーち(プロフ) - mocaさん» 返信が遅くなってすみません…。面白いと言って頂いて嬉しいです♥3ヶ月ぶりくらいに更新をしました。お待たせして本当にすみません! (2022年3月8日 2時) (レス) @page9 id: 4131454b0a (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - すごく面白いです!更新お待ちしてます! (2021年12月4日 22時) (レス) id: bd82834e96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーち | 作成日時:2021年11月20日 19時

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