# 14 ページ14
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「 …… それに。」
『 えっ?』
「 この体操服、誰の?Aじゃない匂いすんだけど。」
『 あーー…っと、ね、?』
「 誤魔化すってことは、" 男 " の?」
これは、言っても言わなくても怒られるな。
だったら、正直に言った方が軽く済むかもしれない。
『 ジフニ、オッパの、です。』
「 は?」
『 いや、これは、』
「 へー。俺じゃなくて、ジフナに借りたんだ?」
『 たまたま、居たから、』
「 言い訳すんな、ムカつく。」
『 …… だって、オッパの教室行きたくないもん。』
「 なんで。」
たまたま居た、っていうのは本当で。
でも、オッパの教室に行きたくない理由はちゃんとある。
女の子に囲まれてるから。
無視してるのは分かってるけど、見るのが嫌だもん。
『 いっつも、女の子に囲まれてるじゃん。見たくない。』
この言葉がどういう意味を示してるか、いくら恋愛ベタでも気付くこと。
オッパを見ると、嬉しそうに口角を上げてる。
「 それは、嫉妬?」
『 … オッパが遠くに感じて嫌なだけ。』
「 ははっ、素直じゃねえやつ。」
おでこ、瞼、鼻、頬っぺに1回ずつキスを落とすオッパ。
何事…?すぎて、されるがままの私。
『 オッパ … ?どうしたの、』
オッパの視線は私の唇にあり、もしかして … と思いながらも
近づいてくる顔に合わせて、目を閉じる。
JS「 …… お取り込み中悪いんだけど、ハニ。帰るよ。」
唇が触れる寸前、カーテンが開きシュアオッパに見られた。
JH「 ちっ、お前まじタイミング。」
JS「 逆に良かったんじゃない?理性飛ばずに済んで。」
JH「 まぁ、うん。助かったわ。さんきゅ。」
JS「 Aちゃん、怪我大丈夫?」
『 あっ、うん、大丈夫、です。』
JS「 教室まで送るよ、行こ。」
『 いや、大丈夫です!1人で帰れるので!』
私は、逃げるように自分の教室へ帰ろうとした … ら。
ヒョイと持ち上げられる私の身体。
『 えっ!ちょ、なんで!?下ろして!!』
JH「 うるさ。お前1人で歩けねえだろうが。」
『 いや、そこまで重症じゃないから!!下ろしてー!』
JH「 ギャーギャーすんな。」
JS「 Aちゃん、ここは甘えときな?」
『 …… はい。』
シュアオッパに言われたらそうするしかないじゃん。
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ゆーち(プロフ) - mocaさん» 返信が遅くなってすみません…。面白いと言って頂いて嬉しいです♥3ヶ月ぶりくらいに更新をしました。お待たせして本当にすみません! (2022年3月8日 2時) (レス) @page9 id: 4131454b0a (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - すごく面白いです!更新お待ちしてます! (2021年12月4日 22時) (レス) id: bd82834e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーち | 作成日時:2021年11月20日 19時