私の兄がイケメンすぎる件 - JH -

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『 オッパ、今日どんな髪型にするのー？』

「 んー。出来てからのお楽しみ。」







鏡越しに微笑むオッパは、カッコ良くて。
私は、完成を楽しみにしながら、オッパが結んでくれてる間、メイクをする。
これが、毎日のルーティン。

･･･グロスつけよっかな。なんか、今日はつけたい気分(笑)
いつもは、ティントリップだけなんだけどね。







「 はい、出来た･･･ って、は？なにグロスなんか付けてんの？」








いつもと違う私にいち早く気付いて、何故か怒り気味のオッパ。









『 たまにはいいじゃん！可愛くしたいの！』

「 Aにはまだ早ぇよ。」








そう言って、親指でグロスを取ったオッパ。

ちょっと！！誰の為にグロス付けたと思ってんの！！








「 ん、これでいい。」









満足気なオッパとは裏腹に

私には早い、ってまだ子どもだと思われてる事にショックを受ける。











『 せっかくグロス塗ったのに！酷い！』

「 はいはい、なんとでも言え。」







オッパは、流し気味にそう言うと、バッグを持って玄関へと向かう。
トボトボと着いていき、一緒に玄関を出た。












「 ･･････。」『 ･････。』











2人で並んで歩くも、いつもと違うのは･･･

私達の間に距離があるというのと、会話がないこと。



私は、俯いてて歩幅も小さく、中々前に進まない。
完全に不貞腐れモードだ。
確かに、オッパに子どもだと思われててもおかしくない。
それくらい、私の態度は分かりやすいから。



対して、オッパもオッパで多分怒ってる。
なんで、オッパが怒る必要あるの？って思うけど･･･

いつも、オッパから沢山話しかけてくれるから不安になる。








それでも･･･

歩くのが早いオッパが、私の歩幅に合わせてくれてる。



本当、好きになるばかりだ。

謝ろうかな･･･って思ったりもするけど私は悪くないもん。








SC「 おはよ。」

JS 「 あれ、もしかして喧嘩中？笑」









オッパの友達、スンチョリオッパとシュアオッパだ。




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