私の兄がイケメンすぎる件 - JH -

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『 んー･･･。布団返して、』

「 やだよ。ほら、遅刻すんぞ起きろ。」







せっかく、気持ちよく寝てたのに。
起こし方が良くない。

カーテンをピシャー！って開けられて、布団をバッ、と奪われる。
ほんっっっとに、雑。







『 まだ、眠たいー。』

「 じゃ、先行ってもいいの？」

『 それは嫌！！！』







慌てて飛び起きたらさ？
ふっ、って笑いながら頭を撫でてくれた。




････････････ はい、好きー。





結局、ハニオッパには勝てないんだよね。
何だかんだ、毎日起こしてくれて。
もちろん、一緒に学校まで行ってくれるし。







「 髪結んであげるから、準備しておいで。」

『 はーい。』








そう、毎日髪を結んでくれるのはオッパなの。
可愛くアレンジしてくれるんだぁ。


実はね、前、シュアオッパが教えてくれたんだけど･･･


ヘアアレンジのバリエーションを増やすために、
休憩時間とかにスマホで色々調べてくれてるみたい。




─ ハニには、秘密だよ？




シュアオッパの目力で念押しされたんだけど、あまりにも嬉しくて。
思わず、家に帰ってハニオッパにぎゅーしちゃった。





「 なに、どうした？」

『 いつも、ありがとね。私の為に。』

「 急になんだよ笑」

『 んーん。ただ、言いたかっただけ。』

「 ･･･ 俺も、Aにはいつも感謝してる。」

『 えー。オッパが？笑』

「 んだよ。信じてねえの？」






うん、って頷くと、ペチッと軽いデコピンをくらった。
軽いけど、ジワジワと痛みが来て･･･

絶対、赤くなってる気がするんだけど？






「 俺は、Aが傍に居てくれればそれでいい。」






････････ なんて。

そんな事言うから、私だってオッパから離れられないし、
どんどん好きが増していくんじゃんか。




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