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どうにか逃げ出さなきゃ...
そう思い始めた時、私の横にいた人が喧嘩の状況を見ているのに夢中になっていることに気づき、バレないようにその場をそっと離れた
「っまんじろ...っ？！」
万次郎の姿を見つけて、声をかけようとしたら万次郎の直ぐ近くにいた一虎くんと目が合った
「マイキー、いい事教えてやろうか」
「...あ？」
「A、今どこにいると思う？」
私の方へ近寄ってくる一虎くんの狂気に満ちた目に、恐怖を感じて体の震えが増した
逃げなきゃ、逃げなきゃと思っても足が動いてくれない
「やっ...！」
「...っ、なんでっ」
手を掴まれ、首に一虎くんの腕が回る
少し強めに首に腕が回っていて苦しい
「っか、ずとら...くっ」
「Aっ！」
「なんでAがここにいんだよ一虎！」
万次郎の悲痛な声
他にもケンちゃん、タカちゃんやタケミっち、いろんな人の声が聞こえる
後ろの方へ連れてかれて、何台も積み重なった車の上へ私は一虎くんに引きづられるように連れて行かれた
緩まることのない腕を必死に引き剥がそうとするけど、男女の力の差は歴然
ピクリとも動かせない
「...っ！万次郎っ」
誰かに飛び蹴りされて、ガードした万次郎はそのまま後ろに飛ばされて少し後ろの車の上に着地
「どうした？マイキー
膝なんてついてよ」
一虎くんと私の両隣
万次郎を見下ろすように立つ白いジャケットを着た2人
「一虎てめぇ...タイマンも張れねぇのか？
Aまで人質に取りやがって」
「タイマン？誰がそんな約束したよ？」
この2人は、一虎くんがいた年少で最強だった2人だと得意げに話し始めた
万次郎を倒す為に、用意したのだと
「いくぜ...マイキー！」
1人が万次郎に飛びかかると、万次郎は手で払い除けて飛びかかった人のいるところに足を振り下ろす
万次郎の蹴りを避けた人のいた車は万次郎の蹴りで簡単に凹んでしまった
それからは足場が不安定で万次郎の得意な蹴りも決まらなくて、しばらく2対1の攻防が続いて
「...っえ？」
私の首にまわされていた一虎くんの手が離れ、後ろを振り返ると近くにあった鉄パイプを手に持って万次郎の方へ向かう彼の姿が目に映った
「万次郎！」
手を伸ばしても一虎くんを捕らえることが出来なくて、私の悲痛な声が万次郎の耳に届いた頃には
万次郎は一虎くんに頭を殴られていた
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娃莉紗(プロフ) - rabbitpi4522さん» お気に入り登録、コメントありがとうございます！新作の意見もいただけて嬉しいです(´；ω；｀)おもしろいと思っていただけるかわかりませんが、ぜひ読んでいただけると嬉しいです！ (2021年10月24日 19時) (
レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
rabbitpi4522(プロフ) - お気に入り登録してます！新作は�，離泪ぅ�ーを希望してます…！ (2021年10月20日 21時) (レス) @page20 id: d9a13fae8b (このIDを非表示/違反報告)
娃莉紗(プロフ) - そゆさん» ありがとうございます(´；ω；｀)友達申請も嬉しかったです！今後も更新頑張りますので是非楽しみに待っていてください🥰 (2021年9月24日 9時) (レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
そゆ(プロフ) - 娃莉紗さんの素敵な作品のご提供有難うございます🥺一生懸命書いて下さっているのに低評価、とても落ち込みますよね…私は娃莉紗さんの作品がだいすきですし今後も沢山読ませて頂きたいです！勝手で申し訳ないですが楽しみに待たせて頂いてもいいですか…？🥺 (2021年9月23日 22時) (レス) id: 65eb8f729f (このIDを非表示/違反報告)
娃莉紗(プロフ) - ry.MMさん» お気に入り登録していただき本当にありがとうございます！そう言ってくださって嬉しいです、これからも更新頑張ります！ (2021年9月23日 21時) (レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：娃莉紗 | 作成日時：2021年9月21日 22時
