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「圭ちゃん！」
次の日、どうしようもなく不安になった私は万次郎になるべく1人になるなと言われていたにも関わらず、1人武蔵神社にお詣りに来た
そうしたら、いつも東卍が集会をする場所で圭ちゃんが何かを探すように地面を見てウロウロしていたのを見つけた
声をかければ圭ちゃんは驚いて、そしてすぐに気まずそうに私から目を逸らした
「...A」
「... ...東卍、抜けたって本当なんだね」
圭ちゃんが身につけていたのは東卍の特攻服ではなかった
背中に首から上がない天使のような絵が描かれたジャケットを着ていた
きっと、新しいチームの特攻服なんだろう
「探し物？何か無くしたの？」
「...いや、なんでもねぇ」
私の携帯が着信を知らせてるけど、そんなことよりも今は圭ちゃんだ
素っ気ない態度で、この場を去ろうとする圭ちゃんの腕を掴んで引き止める
「...離せ」
「やだ」
「...はぁ」
「ねぇ、一虎くんのチームに行ったのって
...真一郎くんのことがあったから？」
一虎くんに庇ってもらったから、罪悪感を感じてるから、一虎くんのそばにいようとするの？
「違う、俺の意思だ」
「でもーーー」
「A」
「...何？」
「絶対、1人になるな」
"今後あんま1人で行動するな"
昨日、万次郎も同じことを言ってた
「...なんで」
「... ..."俺達"がお前のことを狙ってるからだ」
「俺、達？」
芭流覇羅ってチームのことだよね...
「変なの」
「あ？何が」
「だって、圭ちゃん達が私を狙ってるなら
今、私は圭ちゃんにやられてるはずだもん」
見え見えな嘘だ
自分の意思で東卍を抜けただなんて、東卍が大好きな圭ちゃんなら絶対あり得ない
「...ねぇ、自分の意思で抜けたなんて嘘だよね？」
「...じゃあな」
圭ちゃんの腕を掴んでいた私の手を優しく振り解き、私の頭を撫でた後
神社を後にした圭ちゃんを私は引き止めることが出来なかった
圭ちゃんの姿が見えなくなって、残ったのは頭を撫でられた余韻
そして、悲しそうに笑う圭ちゃんの表情が頭から離れなかった
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娃莉紗(プロフ) - rabbitpi4522さん» お気に入り登録、コメントありがとうございます！新作の意見もいただけて嬉しいです(´；ω；｀)おもしろいと思っていただけるかわかりませんが、ぜひ読んでいただけると嬉しいです！ (2021年10月24日 19時) (
レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
rabbitpi4522(プロフ) - お気に入り登録してます！新作は�，離泪ぅ�ーを希望してます…！ (2021年10月20日 21時) (レス) @page20 id: d9a13fae8b (このIDを非表示/違反報告)
娃莉紗(プロフ) - そゆさん» ありがとうございます(´；ω；｀)友達申請も嬉しかったです！今後も更新頑張りますので是非楽しみに待っていてください🥰 (2021年9月24日 9時) (レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
そゆ(プロフ) - 娃莉紗さんの素敵な作品のご提供有難うございます🥺一生懸命書いて下さっているのに低評価、とても落ち込みますよね…私は娃莉紗さんの作品がだいすきですし今後も沢山読ませて頂きたいです！勝手で申し訳ないですが楽しみに待たせて頂いてもいいですか…？🥺 (2021年9月23日 22時) (レス) id: 65eb8f729f (このIDを非表示/違反報告)
娃莉紗(プロフ) - ry.MMさん» お気に入り登録していただき本当にありがとうございます！そう言ってくださって嬉しいです、これからも更新頑張ります！ (2021年9月23日 21時) (レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：娃莉紗 | 作成日時：2021年9月21日 22時
