ずっと君だけ！ (ページ36)

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気付こう① ページ36

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『す、すみません……』

七五三掛「とりあえずさ、そこのカフェでじっくり聞いていい？」

「しずには言わないから、ね？」

ほんとかこの人……

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半強制的に連れられカフェへ。

諦めて全部話すことにした。

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松田「へぇ、そういうことね、」

中村「しめの言ってた通りじゃん！」

『しめの言ってた…通り？』

七五三掛「俺のうちわ持ってる理由が何かなって考えてて、そういや隣にしずのうちわ持ってる人いたからもしかして……と思ってたの笑」

『えぇ、しーくんがそんな落ち込んでたとかどうしよう……』

『私ごときでそんな落ち込んでるしーくんもよくわかんないけど、笑』

3人「……え？」

『……へ？』

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3人は目を合わせるなり、

肩を落とした。

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松田「閑也も大変だぁ、」

中村「これは厄介なパターンだ」

七五三掛「Aちゃん、ここまで来ても気づいてないの？」

『え、なんかありました…！？』

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七五三掛「Aちゃん、しずのことずーーっと好きなままでしょ？」

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えっ好きなまま……？

いやそんなことないでしょ、

私だって彼氏いたし……

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『いや、そんなことは……』

七五三掛「じゃあ、なんでしずに会いに来たの？もしも塾も、たまアリだって、本当は来なくていいでしょ？」

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好きってここで言ったら終わる、！

しーくんに会わす顔ない………

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『で、でも！ちゃんともしも塾は今江くんの事も見てたし……！』

中村「ことも……って、他に誰か見る人いるの？今江くんにチケットもらったって言ってたよね？？」

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死んだ。

負けた。

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でも、

私、まだしーくんのこと好きなの？