ずっと君だけ！ (ページ33)

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モヤモヤ③ S ページ33

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シンデレラガールでバクステ前に戻ってくるから、それがチャンス、

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ピンク見てったらいいか…、

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バクステについて歌いながら探すものの、全然見つからなくて、

本当はAじゃないのかなと思った

その時。

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「いた…、」

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パっと目が会った相手は、

確かにAだった。

でもしめが言う通り、隣にいたのは俺のファンらしく、

怪しまれそうだったからその子に目掛けて手を振った。

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そしたら、

確かにAは寂しい顔してた。

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最後の最後らへんで、

またバクステに戻ってきた俺としめ

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七五三掛「やっぱりあの子？」

と小声で聞いてくるしめに頷き返すと

「しずのこと大好きそうだね」

「俺のことなんっにも見てないし、隣の子は嬉しそうだけど苦笑いだもん」

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そんなこと言われたらさ、

そんな風に見ちゃうじゃん、俺も…

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期待していいの……？

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去り際、ここしかないと思い、

次はAに手を振ろうと思った。

そしたら、Aがしめのうちわをくるんっと裏返してたのが見えて。

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そこには、

“ 最高の笑顔でピースして！ ”

って書いてた。

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隣の子もカンペうちわ持ってたけど、申し訳ないって思いながら、

Aに向かってピースした。

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そしたら周りの子は俺のうちわを持ってる子にめっちゃ喋りかけてた

けどAは、

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今にも泣きそうなぐらい、喜んでた。

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まだ俺のこと、

好きでいてくれてますか？