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甲斐田さんがシャンパンを、私はグラスと少しつまめるお菓子をトレイにのせて運んでいた。
kne『あ、きたきた』
kid『お待たせいたしました。それでは注がせていただきます。』
グラスを準備し、お菓子が入ったミニバスケットを置く。
グラスにキラキラと輝くシャンパンが注がれていく。
kne『じゃあ飲も？』
そういってお客様と目を合わせ、うるうるした目で見つめていた。叶さんはのの方法が大得意だ。
あーもうメロメロになっちゃってるやんお客様。
叶さんは誰でも好きにさせちゃうからたまーに、ていうか最近激増しているのだがちょっと態度や行動が危ないお客様もいる。
人気度が上がっていくにつれてそういったお客様は増えていくのだろうか。
****
そんなこんなで今日の業務は終了した。
ミーティングまでの30分間、掃除をしていると、着替えようと更衣室まで歩いていたであろう叶さんが私の方に近づいてきた。
kne『ねぇ、Aちゃん。』
「はい」
モップがけしている手を止めて叶さんの方を見る。
kne『……』
「…どうかされましたか？」
kne『手首、怪我してる？』
うそ、なんで気づいたんだ？手首を痛めたのは甲斐田さんしか知らないはずなのに…
kne『ふはっw』
うーん、と眉間に皺を寄せて考えていると叶さんが笑った。
「？なんか私の顔に付いてます？？」
kne『違う違うwそうじゃなくてね？』
ふーっと息を整え、叶さんは言った。
kne『今日1日ずっと左の手首庇いながら作業してるみたいだったからさ、もしかしたら怪我してるのかなって。』
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次行きます。
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天羅 - anneelly0117さん» 読んで頂きありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しいです！更新頑張ります〜(〃'▽'〃) (9月24日 17時) (
レス) @page32 id: 221f56855e (このIDを非表示/違反報告)
anneelly0117(プロフ) - すごく面白いです！更新待ってます／(^o^)＼ (9月7日 23時) (レス) @page30 id: a78d0e3408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羅 | 作成日時：2023年2月12日 4時
