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Aside
約2週間後。
「退院だぁ〜！」
看護師さんに頑張りましたね、と労ってもらい、病室を出た。伸びをしながら小さい声でよくがんばった！自分！！と言った。
「さてと…帰りますかぁ」
荷物を持って歩き出そうとした。
すると後ろから
『Aちゃ〜ん！』
と声がした。
「え…？」
後ろを見ると少し後ろの方から不破さんが嬉しそうに手を振りながら小走りで向かってきた。
「ふ、不破さん？！」
fw『なんか久しぶりやね〜。元気になったみたいでよかったわ』
「はい！もうすっかり元気いっぱいです！！ご心配をおかけしてすみませんでした。」
fw『んーん！それより…今回の件、ほんまにごめんな。もっと早く止められてたら良かったんやけど…』
ほんとにごめん、と不破さんは深々と頭を下げた。
「いやいや！！あのっ！私も気に障るようなこと言っちゃったのもあるんで！不破さんはなんにも悪くないです！！」
手をブンブンと左右に振りながら言った。すると不破さんは頭を上げ、いつもの堂々とした顔ではなく、眉を下げしょんぼりした顔で
fw『ほんまに？許してくれる？』
「許すもなにも、不破さんは悪くないんですってw」
苦笑いしながら慰めた。
瞬間。
目の前が暗くなった、と同時に爽やかないい匂いがする。
……不破さんの香水の匂いだ。
てことは………
待って？！私抱きしめられてる？！？！
「えっ？！あっえっ？！」
fw『んははwびっくりしとるw』
「当たり前じゃないですか！」
やばい、キャパオーバーしそう…
fw『なぁAちゃん、』
「は、はい…」
fw『…ありがとう』
真剣なのが顔が見えなくても声から伝わってくる。不破さんはちゃんと伝えてくれているのに緊張してる場合じゃない。
「こちらこそ、お迎えありがとうございます」
そういうと不破さんは腕を離し、かわりに私の右手から荷物をとり、持ってくれた。
fw『タクシー呼んであるから行こ。』
手を握って こっち、とタクシーが止まっている所まで連れて行ってくれた。
タクシーに乗り込むと不破さんが
fw『じゃ、お願いします。』
とだけ運転手さんに言った。
てことは行き先伝えてあるんだ。早いなぁ。
「そういえば、どこに向かうんですか？」
fw『ん〜？俺ん家〜。』
「はぁ︎︎"？！？！？！」
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天羅 - anneelly0117さん» 読んで頂きありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しいです！更新頑張ります〜(〃'▽'〃) (9月24日 17時) (
レス) @page32 id: 221f56855e (このIDを非表示/違反報告)
anneelly0117(プロフ) - すごく面白いです！更新待ってます／(^o^)＼ (9月7日 23時) (レス) @page30 id: a78d0e3408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羅 | 作成日時：2023年2月12日 4時
