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akn side
手術が始まって2時間と少しが経った。今はふわっちの家にいる。
現在は午前1時。
fw『明那なんか食べる？腹減ってない？』
akn『……ううん』
fw『……そか』
ふわっちが励ましてくれたあと、看護師さんに『手術はまだまだかかるみたいだから帰ったほうがいいかもしれない』と言われたので一旦帰ることにした。
ふわっちも俺も、言われたあと10分くらい粘ったけど、申し訳なさそうに『……すみません出入口閉めないといけないんです………』と言われたので仕方なく帰った。
ふわっちはこんなときでも周りを見て気遣いを忘れない。すごいな、ほんとに。
…………A、ごめん。痛かったよな。
ほんとにごめん。
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翌日。
受付の人にAがいる病室を教えてもらい、そこに向かった。
ふわっちから次のイベントに向けての会議に参加しなきゃいけない、と聞いたので俺1人で来た。
akn『ここか…』
三島A、と細長い紙にプリントされたカードが表示ケースに入れられている。
ノックをして呼びかける
akn『A、今いる？』
しかししばらくしても返事がないので迷ったけど開けることにした。
akn『…開けるよ？』
ｶﾗｶﾗｯ
目に飛び込んできたのは、
いつも笑って「明那！」と楽しそうに名前を呼んでくれるAでも、大好物が食べられんくて目を潤ませながらしょんぼりするAでもない。
静かに目を瞑って酸素マスクを付けているAだった。
近づいていくとゆっくり呼吸をしているのがわかる。
痛かったよな……
akn『ごめん…っ』
Aへの罪悪感でいっぱいになって思わず手を握った。
どうしよ、涙が勝手に溢れてくる。
『ごめん…！！』
止めようとしてるけど溢れて止まらない……
ﾋﾟｸｯ
握っている手が少し動いた。
akn『えっ？』
バッとAの顔を見ると、眉をひそめたあとまぶたが動いた。
akn『A…？』
するとゆっくりと目を開けて「んぅ…」と声を出した。
akn『嘘や…目開けてる…』
Aはまだ状況が分かっていないようで、目をぱちぱちさせながら周りを見回している。
akn『よかったあ……！！』
小さい声で呟くとAが「あれぇ？明那？」とぽかんとした顔で見つめてきた。
akn『うん。俺だよ。おはよ。』
と返すと
ふにゃりと笑って「んふ。おはよ。」
と返してきた。
可愛すぎるって。
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天羅 - anneelly0117さん» 読んで頂きありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しいです！更新頑張ります〜(〃'▽'〃) (9月24日 17時) (
レス) @page32 id: 221f56855e (このIDを非表示/違反報告)
anneelly0117(プロフ) - すごく面白いです！更新待ってます／(^o^)＼ (9月7日 23時) (レス) @page30 id: a78d0e3408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羅 | 作成日時：2023年2月12日 4時
