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#15 ページ16







『りゅうくん〜』





久しぶりに休みが合って、


ソファの上、お互いに寄り添って過ごす。




『ご飯作りたくないねぇ』



丸「もうちょっとくっついてたいねぇ」




テレビ見て、いつの間にか私の上にりゅうくんがいて、



人差し指が、唇を撫でる。




『…明日は朝早くからお仕事です』



丸「残念」





起き上がって、私の手を引いて、



またテレビに視線を戻したりゅうくんの耳は、


まだ赤かった。






丸「お風呂一緒に入ろ?」




『お風呂?』




丸「ええ?」





『…ええよ』





ーーー






そんな幸せな日が続くって、勝手に思ってた。





だから、




家に帰って、不動産広告をファイリングされているのを見つけてしまった時、




どうしたらいいのか分からなくなった。




りゅうくんが新しい家を探してる、

つまり…






『…別れるって…こと?』







どうしよ…


思い当たる節がありすぎて怖い。




忙しくて中々一緒に居れないし、


デートだって…出来てないし。





『私のせいだよね…』




休みがあっても、次の日には朝早くから仕事があるから、


付き合って2ヶ月経ってるのに、1回も営んでないもん。






『うぁぁ…どうしよぉ』









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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年5月30日 0時

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