【青】君と暮らすなら【橙】 (ページ18)

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…

目が覚めると、隣にはりゅうくんがいた。

どうやって帰ってきたんだっけ？

外はどんよりと曇ってて、

雨が降りそうだった。

丸「あれ？起きたん？」

『うん…おはよ』

丸「うん、おはよぉ。

体調大丈夫？しんどくない？」

『ちょっと二日酔い。でも大丈夫だよ？』

ありがとうの意を込めて頭を撫でた。

安(言葉にして伝えてる？)

昨日の章ちゃんの言葉が甦ってきて、

頭を撫でた手をそっと頬に伸ばす。

『ありがとう』

私の顔を見たりゅうくんは、すぐに微笑んで、

ほっぺにある私の手を握り返してくれた。

丸「明日休みやったよな？」

『うん、おやすみだよ？』

りゅうくんはそんな確認をしてすぐに起き上がり、

私の両手を包んだ。

丸「あのさ……言いづらいねんけどさ」

ゆっくりと重みのある言葉に『来た』と心の中で構える。

やだな、もっとそばにいたかったな……

丸「Aは、僕と一緒で幸せ？」

『…へ？』

もちろん幸せ。

会えない日は辛いし、我慢させてるのも辛い。

そんなこと考えるくらい、私はりゅうくんのことが好きなんだよ？

丸「僕、Aに無理させてる？」

『…そんなことないよ……幸せだよ？』

目を合わせてくれないから、不安で

繋いだ手に力が入る。

…