10話 ページ11
麦わらたちは必ずグランドラインに行く、だったらこの島に現れるはずだ。船長がそう言ったため、私たちはローグタウンへと上陸した。
バギー船長が何やら指示を出してたけど、気にせず私は船を飛び出した。そして美味しいものを探しにそこらへんをウロウロする。さすがは大きい町だ。店の数が多いの多いの。
「おーーっ！！卵が安いぜー！」
とりあえず目に付いた大きなスーパーらしきところに入ると、入り口に安売りの卵を見つけて喜んでいる少年がいた。お前は主婦か！
バギー海賊団でのコックはもはや私みたいなところあるから、この街で食材調達をするのも役目ってわけよ。
卵の安売りも魅力的だけど、もっとこう、珍しいものが欲しい…………
ちらっと横の魚屋を見ると、そこには象のような鼻をもった大きな魚がでかでかと飾られていた。
「うわ、なにこのファンキーな魚！！？！」
「うわ、えれェ美女だ！！！！」
ん？
思いっきり違うことでハモってしまった隣の男を見ると、そいつは顔を赤くして口をパクパクしてた。
「あ、もしかしてこの魚買おうとしてた？」
「い、いやいい！！！君がもらってくれ！！！」
「いやそれは申し訳ないんだけど」
「レディーに魚を譲らないで男が語れるか！！」
「え…」
なんだこの人かっこいい。
しかしここで譲ってもらっては女が語れない！
私は、そう言い残してその場を立ち去ろうとする男の手を掴む。
「待って！じゃあ半分にしよう！？さすがに全部譲ってもらうのは………」
そこまで言ってようやく気づいた。その男が尋常じゃない量の鼻血を流していることに。
「ブーーーーーッ！！」
そしてそのまま鼻血を大量に吹き出しその場に倒れる。
「え！？なにこれ！？え！？大丈夫！？」
その男は無言で親指を立てる。いや、確実に大丈夫じゃない出血量なんだけど。
「うわーーーーっ！？サンジーーー！！！」
この人どうしよう、そう思ってたら仲間らしき人が来てくれた。あ、この人さっき卵の安売りで喜んでた人だ。
「この人急に鼻血出してぶっ倒れて、私マジで何もしてないんだけど…」
「いや、気にしなくていい。こいつはそういう奴だ。」
「なるほど！」
面倒くさいからもはや分からないけど分かったことにしておこう。急に鼻血出して倒れる現象を理解してたまるか！
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守山(プロフ) - まりもさん» そう言っていただけて光栄です！(T ^ T)これからも更新頑張れます！ (2019年2月23日 20時) (
レス) id: 2ecb8a9a8c (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - 守山さん» 更新ありがとうございます！もう主人公のテンションとか船長との掛け合いとかすごく好きなんでありがとうございます。これからも楽しみにしてます (2019年2月23日 19時) (レス) id: f25e626497 (このIDを非表示/違反報告)
守山(プロフ) - まりもさん» コメントありがとうございます！最近時間に余裕ができてきたので、たくさん更新できたらなぁと思っております( ´ ▽ ` ) (2019年2月23日 19時) (レス) id: 2ecb8a9a8c (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ゆっくりでも良いので更新楽しみにしてます！ (2019年2月21日 23時) (レス) id: f25e626497 (このIDを非表示/違反報告)
守山(プロフ) - マロンさん» コメントありがとうございます！（＾Ｏ＾）引き続き更新頑張ります！ (2018年7月17日 22時) (レス) id: 973ae63fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：守山 | 作成日時：2018年4月14日 17時
