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Aside


[目的地までの最短ルートを検索しました。こちらです。]

彼女が持つスマートフォン内のマップアプリの音声が告げる。

彼女はそれを一瞥するとわざとそのルートを外れ、

薄暗い、裏道へと革靴の先を向ける。

常盤台中学の制服を身に纏った彼女は呟く。

『さて、行きますか。』

銀色の髪がビル風に靡いた。

彼女の長い長い一日が始まった。

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作者名:UZ | 作成日時:2020年12月29日 13時

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