暗殺集団組織「SixTONES」 (ページ25)

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side北斗

照「優吾様、北斗様の転校日はいつにいたしましょう？」

高「そーだな...俺としてはいつでもいいんだけど。北斗は？中学校登校開始日、いつがいい？」

北「えーっと...」

正直、不安な気持ちでいっぱい。
高地と一緒の学校だったらいいって言ったけど、やっぱり知らない人ばっかだし。

でも、早めの方が迷惑かからないよね...

そんなことをずっと考えてると、

高「北斗？ワガママだなんて思わないで、北斗の考えてること教えて？」

優しい笑顔で高地がそう言ってきた。

北「...もう少し、ゆっくりしてたい。」

高「うん、わかった。ありがとう、北斗の素直な気持ち教えてくれて。」

照「では高地様、夏休み明け頃でよろしいでしょうか？」

高「そうだね。」

北「あ、でも...」

高「ん？どうした？」

北「勉強...みんなに追いつけなくなっちゃう...」

高「あ、そこは大丈夫。」

何が大丈夫なんだろうか...
亡くなったお母さんが言ってた。勉強は自分のために、そして他の人のためにしっかりとしといた方がいいって。

高「亮平。」

亮「はい、なんでしょう。」

高「北斗の家庭教師。できるでしょ？」

亮「わかりました。」

えっと...確か名前は阿部亮平さん。

高「まあ、勉強はやってもらうんだけど、1人じゃ難しいだろうからわかんなかったら亮平に聞いて。こいつ頭いいから。」

北「よ、よろしくお願いします...」

亮「こちらこそ、よろしくお願いいたします。」

こうして、俺は夏休みまで学校に行かず、高地家で過ごすことにした。

色々慣れないことばっかりで不安だらけだったけど、高地や使用人の人たちはみんな優しくてあったかくて、俺はだんだんと心を開けるようになった。