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依存性㉞ ページ7

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甘「うわぁぁぁぁぁあ!!
とっっっても美味しいわ!!!」

目を輝かせパクパクとふろふき大根を
口に運ぶ蜜璃ちゃん。

A「本当……??」

ブンブンと首を縦に振り“本当よ!!!”

と満面の笑みを浮かべる。


甘「いつでもお嫁に行けるわね!無一郎くんのっ!」

と冗談交じりに言われるが
頬に熱を帯びてるのが分かる。


甘「(きゃーー!Aちゃんが照れてるわ!
なんて可愛いのかしら……!!)」


そんな話をしている間も蜜璃ちゃんの
箸は止まらない。






・・・・・



甘「……どうしよう!食べすぎちゃったわ!
ごめんなさい…っ!!」


と必死で謝られたのだが…


A「どうしよう…これだけになっちゃった…」


霞柱様の御屋敷へ向かいながら
手に持つ小さめのお鍋に目を向ける。


結構多めに作ったつもりなのだが
味見と言って蜜璃ちゃんに食べてもらったら
ほとんど残らなかった。


でも、あんなに美味しそうに食べてくれたら
作り甲斐もあるんだよなあ…と頬が緩む。


それに霞柱様がこれを受け取ってくれるかも
分からないし…

そんな事を考えていたら霞柱様の御屋敷が見えて来た。



よし!と意気込んで門を潜る。


A「こんにちは!霞柱様!!」


と声を掛けるか出て来ない…。


いつもの様に裏に回ると
素振りをしている霞柱様が居た。


…………絵になるなあ。


と見つめていると、素振りを辞めたと思ったら
バッチリ目が合った。


時『…………また来たの』


そう言うと汗を拭きながらこっちに向かって歩いてくる。


A「はい!毎日来ます!継子にして下さい!!」


そう言って頭を下げると


“嫌だ”と短く返された。



頭を上げて霞柱様を見ると、私の手を見ていた。

いや、手と言うより手に持っている鍋に




時『ねぇ、それ何?』


そう言うと鍋を指さす。


A「ふろふき大根です。
霞柱様が好きだと聞いたので作ってみたんですが…
要らな『食べる』…え?」



時『だから、それ食べる』

と食い気味に言われた。



A「えっ、あ…はいっ!!」



受け取って貰えたという事が嬉しくて
口元が緩むのが分かる。




そんな私を見て一言



時『その変な顔やめなよ』



と霞柱様から攻撃を食らったのだった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 ,   
作品ジャンル:恋愛
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のの - アニメ見てまた無一郎くんかっこいいなーって思って読み始めたんですけど、ほんとにストーリー好きすぎて、更新楽しみにしてます‼︎2人が結ばれるのが待ち遠しいです (5月6日 11時) (レス) @page32 id: 673a51e041 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎、そのモヤモヤする気持ちは嫉妬だよ✨もう絶対夢主ちゃんの事好きだよね〜🎵 (9月19日 15時) (レス) @page28 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
結紫(ユウシ)(プロフ) - 優衣さん» 優衣さんいつもコメントありがとうございます♡早く自分の気持ちに気付いて欲しいですよね😌笑 (9月7日 8時) (レス) id: 7ba5cee918 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - もしかして無一郎、夢主ちゃんの事好きになりかけているのでは✨続きが楽しみです❗ (9月6日 18時) (レス) @page27 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
結紫(ユウシ)(プロフ) - さくらさん» 伏線回収に頭を悩ませる作者です😌笑のんびりですが更新頑張るのでまた遊びに来て下さいね🥺💕 (9月6日 15時) (レス) @page27 id: 7ba5cee918 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結紫(ユウシ) | 作者ホームページ:http://lyze.jp/aksxxx/  
作成日時:2023年8月5日 17時

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