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依存性㉝ ページ6

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次の日も次の日も、その次の日も
私は霞柱様の御屋敷へ足を運び頭を下げ続けた。



……が、全て断られている。



A「胡蝶様ぁぁぁあああ!!」

蝶屋敷に来て真っ先に胡蝶様の元へ向かい
座っている胡蝶様の腰に抱きついて

“もう駄目かもしれません”と泣き言を言うと

胡「あらあら…また時透くんから何か言われたのですか?」

そう言って私の頭を撫でて微笑む胡蝶様


A「……君みたいな弱い人間に稽古を付けた所で
時間の無駄だと言われました…」


胡「また随分と辛辣な言葉を掛けられたのですね」


ふふっと笑っているが、私にとっては笑い事ではない。


A「どうしたら稽古を付けて貰えるんでしょうか…」


胡「そうですねぇ…それではこうしてみては
どうでしょう?」


と胡蝶様が言った作戦。




【胃袋を掴んでその気にさせる】



A「……へ?胃袋を、掴…む…??」


胡「はい。時透くんは確かふろふき大根が
好きだった筈ですので、それを作って
持って行ってみてはどうでしょう」

“物は試しに”と人差し指を立てる。


A「ふろふき大根ですか…」


胡「ちなみに、台所に大根が沢山あるので
好きなだけ持って帰って下さいね」

“それでは診察があるので”と私の頭を撫でた。






胡蝶様は私の事を妹の様に扱ってくれる。

そんな彼女を私も姉の様に慕っている。




とっても良い方なんだけど……


大根が沢山余ってるから処理をお願いされた感が
凄いある気がするのは何故だろう。。


上手いこと乗せられてる気がするけど……



A「物は試し、か…!」



料理は嫌いでは無い。
寧ろ得意な方であると思ってる。


蜜璃ちゃんとも一緒に料理したりするし…


…ふろふき大根…久しぶりに作るなあ。



〈姉様のふろふき大根が食べたい!〉


昔は良く作ってたっけ…。



よーし!霞柱様の為に頑張って作るぞ!


そう意気込んで、アオイちゃんから大根を
数本貰って帰路を急いだ。

____________________

時『星の一番右押した?…え、まだ?
早く押して、僕の所においでよ。待ってる』

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 ,   
作品ジャンル:恋愛
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のの - アニメ見てまた無一郎くんかっこいいなーって思って読み始めたんですけど、ほんとにストーリー好きすぎて、更新楽しみにしてます‼︎2人が結ばれるのが待ち遠しいです (5月6日 11時) (レス) @page32 id: 673a51e041 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎、そのモヤモヤする気持ちは嫉妬だよ✨もう絶対夢主ちゃんの事好きだよね〜🎵 (9月19日 15時) (レス) @page28 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
結紫(ユウシ)(プロフ) - 優衣さん» 優衣さんいつもコメントありがとうございます♡早く自分の気持ちに気付いて欲しいですよね😌笑 (9月7日 8時) (レス) id: 7ba5cee918 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - もしかして無一郎、夢主ちゃんの事好きになりかけているのでは✨続きが楽しみです❗ (9月6日 18時) (レス) @page27 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
結紫(ユウシ)(プロフ) - さくらさん» 伏線回収に頭を悩ませる作者です😌笑のんびりですが更新頑張るのでまた遊びに来て下さいね🥺💕 (9月6日 15時) (レス) @page27 id: 7ba5cee918 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結紫(ユウシ) | 作者ホームページ:http://lyze.jp/aksxxx/  
作成日時:2023年8月5日 17時

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