続 : ソノ恋依存性ニ注意セヨ。[時透無一郎]

依存性㊹ ページ19

無一郎side



任務が終わって屋敷に戻ると
もう明け方で、眠いけどお腹は空いたし
風呂にも入りたい。


そんな事を考えていると



A「あ！霞柱様！お帰りなさい！！」


そう言って玄関先に走ってくる女の人。


時『……えっと………ご飯の人……』



任務前にこの屋敷に来た居候の人。


名前は…えっと、なんだっけ……
ご飯がとても美味しいのは覚えてるんだけど。


兎みたいに、ぴょんぴょん跳ねる人。




A「春野Aです！
軽く何か食べますか？それともお風呂…？
あ、もうそのまま寝られますか？
どれも準備してありますよ！」



時『…なら風呂入りたい。
汗かいて気持ち悪いし…』


“分かりました！湯加減見てきます”とテキパキ動いてる。



……あれ？
今明け方で、まだ寝てても良い頃なのに
なんでこの人は起きてるんだろう？



A「霞柱様！湯加減大丈夫そうです！
もし、ぬるければ教えて下さい」



それになんで風呂も準備されてるんだろう？



時『ねぇ、なんで起きてるの？
それに風呂もご飯も準備良過ぎない？』


不思議に思って尋ねると


A「あ、任務が終わって帰宅される前に
鴉に教えて欲しいと頼んでたんです！
お疲れかなって思いまして…」


と笑っていた。



“そう”とだけ返事をして風呂に向かった。




時『……はぁ』


湯船に浸かっていると疲れてるのがよく分かる。



何より眠いな、でもご飯作ってくれてるって言ってたっけ。






……………なんかこういうの、







ちょっと安心する。





任務から帰って来て、出迎えてくれる人が居てくれる。





全部用意してくれてるのはとても有難いのだけれど…
あの人も任務あるんじゃないのかな？




無理、してないと良いんだけど…






柄にもなく、人様の心配なんてしてる。







…………Aって言ってたっけ。





忘れたくないな。





ずっと一緒に居たら忘れないのかな？


湯船に浸かりながらAの事を考えるのは
嫌じゃないかも…











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お盆で帰省などで更新出来ずに
すみません(土下座)
そしてかなり、無理矢理むいくんの
気持ちを持って行った感⋯←

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