依存性㊸ ページ18
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甘「Aちゃん、本当に行っちゃうの…」
私の裾を引っ張りながら目を潤ませる蜜璃ちゃん。
A「うん、蜜璃ちゃん…
今迄ほんとっっにお世話になりました…!」
“寂しいよぉぉぉおお”と抱き締められる。
甘「でも、無一郎くんの所だもんね…
Aちゃんの事応援しなくちゃ!!」
何故か頬を赤める蜜璃ちゃん
変な事を考えていそう…
A「たっ鍛錬だよ!稽古の為だからね?!//」
甘「うふふっ、分かってるわ!
……でも好きな殿方とひとつ屋根の下なんて…
きゃーー//」
バシバシと背中を叩かれる。
A「いっ痛いよ…、蜜璃ちゃんっ…、
それに、そんな関係じゃないから…っ!!」
叩かれた背中がジンジンする。
甘「あっ、ご、ごめんなさい!!
でもそんな関係になるかもでしょ?
頑張ってね!!」
と満面の笑みで手を握られた。
“行ってらっしゃい!”
大きく手を振ってくれる蜜璃ちゃんに
私も大きく手を振り返した。
別に引越しをしただけでいつでも
会おうと思えば会えるんだけど
やっぱりずっと一緒に居た蜜璃ちゃんと
離れるのは寂しいな……
そんな事を思いながら霞柱様の御屋敷を目指す。
心臓がバクバクしてる。
“好きな殿方とひとつ屋根の下”
蜜璃ちゃんの言葉が繰り返されて
変に意識しちゃうなあ⋯。
いやいや、
そんな間違い起こって欲しくても
起こらなさそうだよね⋯。
A「稽古に行くんだ!しっかりしなくては!」
静「相変ワラズ独リ言ガ多イゾ!」
と静が私の荷物の上に乗った。
A「ならお話しようよ」
静「少シダケナラナ!」
なんだかんだ言って静は優しい…。
⋯⋯
A「今日から宜しくお願いしますっ!!」
頭を下げると
時『……君誰だっけ?』
A「今日から住み込みで稽古を付けてもらう
春野Aです!!!」
はて?とも言いたそうな顔でこちらを見る。
時『あ、ご飯の……』
私の事をご飯だとでも思っているのか…
A「ご飯も作ります!!
今日は何が食べたいですか?」
時『今から任務で二、三日戻らないから要らない。
打ち込みとかやってて』
そう言うとさっさと立ち去ってしまった。
私の緊張を返せ〜っ!!!
とも思ったが、少しホッとした。
今日からお世話になる御屋敷に頭を下げ
用意された部屋へと向かう。
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のの - アニメ見てまた無一郎くんかっこいいなーって思って読み始めたんですけど、ほんとにストーリー好きすぎて、更新楽しみにしてます‼︎2人が結ばれるのが待ち遠しいです (5月6日 11時) (レス) @page32 id: 673a51e041 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎、そのモヤモヤする気持ちは嫉妬だよ✨もう絶対夢主ちゃんの事好きだよね〜🎵 (9月19日 15時) (レス) @page28 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
結紫(ユウシ)(プロフ) - 優衣さん» 優衣さんいつもコメントありがとうございます♡早く自分の気持ちに気付いて欲しいですよね😌笑 (9月7日 8時) (レス) id: 7ba5cee918 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - もしかして無一郎、夢主ちゃんの事好きになりかけているのでは✨続きが楽しみです❗ (9月6日 18時) (レス) @page27 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
結紫(ユウシ)(プロフ) - さくらさん» 伏線回収に頭を悩ませる作者です😌笑のんびりですが更新頑張るのでまた遊びに来て下さいね🥺💕 (9月6日 15時) (レス) @page27 id: 7ba5cee918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結紫(ユウシ) | 作者ホームページ:http://lyze.jp/aksxxx/
作成日時:2023年8月5日 17時