依存性㊳ ページ13
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やっと霞柱様から稽古を付けてもらえるようなった。
長年(とは言っても数ヶ月)の願いが叶って今なら空も飛べそう。
そんな気分で、ルンルンと多めに作った
ふろふき大根が入った鍋を
抱きかかえながら霞柱様の元へ向かう。
・・・・・
時『…誰だっけ、何か用?』
ぐっ…いつもの事ながら忘れられると言うのは
少し寂しい気持ちにさせてくれる…。
A「今日から稽古を付けてもらう事になった
春野Aです!宜しくお願いします!!」
気を取り直して挨拶をすると“え?”と
明らかに嫌そうな顔をした。
A「ご飯を作れば稽古を見てあげると…
これ!約束のふろふき大根ですっ!!」
そう言ってお鍋を差し出す。
時『…ふろふき大根………………あ、思い出した。
そう言えば昨日も食べたような気がする』
気がするのではなく、食べました。
それはもう美味しそうに…と心の中で唱えた。
A「代わりに稽古お願いします!」
私がそう言うと、無表情のまま
時『僕今から任務だから』
と当たり前のように言う。
ま じ で す か !
このやり場のない気持ちをどうしてくれよう…
ただ、任務であれば仕方ない。
出直そうかと思い、また伺います
そう言おうとした時
時『僕が戻るまで素振りと打ち込み台壊れるまで
打ち込み稽古でもしててよ』
と数台ある打ち込み台を指さした。
え……あの数を壊せと…?
A「長期任務ですか…?」
時『明日か明後日には戻る予定』
嘘でしょ?!?!と口に出そうになるのを
グッと堪える。
A「そ、そうなんですね…わかりました」
時『じゃあ、行ってくるから。
その鍋は隠に渡しておいて』
そう言って去って行った。
隠の方ってそんな事もしてくれるの…?
流石は柱、言う事が違う…と感心してしまった。
そしてふろふき大根に対しての情熱が凄い。
よし、とりあえずお鍋は隠に渡すとして…
明日までにこの数の台壊せるかな?
少し絶望的になりながらも
霞柱様に言われたんだから、やらなきゃ!!
と気合いを入れた。
A「やってやるぞーーー!!」
屋敷に私の声だけが響いた。
__________________
作者です、あの…
ふろふき大根は大根と味噌は
別々の鍋に入ってると思って下さい((
そして隠の方、雑に扱ってごめなさい((
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のの - アニメ見てまた無一郎くんかっこいいなーって思って読み始めたんですけど、ほんとにストーリー好きすぎて、更新楽しみにしてます‼︎2人が結ばれるのが待ち遠しいです (5月6日 11時) (レス) @page32 id: 673a51e041 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎、そのモヤモヤする気持ちは嫉妬だよ✨もう絶対夢主ちゃんの事好きだよね〜🎵 (9月19日 15時) (レス) @page28 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
結紫(ユウシ)(プロフ) - 優衣さん» 優衣さんいつもコメントありがとうございます♡早く自分の気持ちに気付いて欲しいですよね😌笑 (9月7日 8時) (レス) id: 7ba5cee918 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - もしかして無一郎、夢主ちゃんの事好きになりかけているのでは✨続きが楽しみです❗ (9月6日 18時) (レス) @page27 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
結紫(ユウシ)(プロフ) - さくらさん» 伏線回収に頭を悩ませる作者です😌笑のんびりですが更新頑張るのでまた遊びに来て下さいね🥺💕 (9月6日 15時) (レス) @page27 id: 7ba5cee918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結紫(ユウシ) | 作者ホームページ:http://lyze.jp/aksxxx/
作成日時:2023年8月5日 17時