story35 ページ37
Aside
今日の蓮、何か変だな､、、初めての面会で緊張してるのかな？じゃあ帰ったらパンケーキを作って上げよう。
瑠那「今日はわざわざ私たちのために来てくださって、本当にありがとうございます。あなたたちとは、ほんの少し前に出会っただけなのに､、、」
佐「いやいいんですよ。ほんの少し前に出会っただけで、俺たちはもう助け合わなきゃならない関係なんですから」
瑠那「､、、っ！！！」
ラ「佐久間くん良いこと言うじゃん〜！」
佐「だろ？」
瑠那「それでは、行きましょう」
瑠那さんのその言葉で、みんなに緊張感が走った。今から蓮を傷つけたあの女に会うんだ。でも、不思議と憤りはあまりない。それはきっと、瑠那さんのおかげなんだろうな。
警察の人に案内されて、私たちは面会室に入った。､、、といいたいところだけど､、、
向「俺ら入れへんの！？」
阿「あ､、、そういえば、留置所面会で一度に部屋に入れる人数は3人までだったね､、、」
渡「それ先に言えよ､、、」
どうしようかと私たちが悩んでいたら、瑠那さんが口を開いた。
瑠那「この方達をどうか入れてください。私の恩人なんです。お願いします」
警「そうはいっても､、、あれ？もしかしてあなた、桐野瑠那先生！？」
瑠那「はい、そうですが」
警「ちょ、ちょっとお待ちください､、、」
ラ「え？え？え？」
深「ちょ、どういうこと？」
瑠那「私の病院は、ここと提携を組んでいるんです。私、院長なので」
一同「､、、」
瑠那さんの権力、恐るべし。
警「みなさん、どうぞ入ってください」
佐「ほんとに入れたよ､、、」
渡「世の中権力が全てなんだな､、、」
一同「失礼します」
瑠香「！！もしかして、、、」
『お久しぶりですね、桐野瑠香さん』
そこには、私たちの因縁の相手、桐野瑠香が静かに座っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 101人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハロハロ | 作成日時：2024年2月12日 18時
