story11 ページ13
Aside
『よし、できた!』
「蓮を元気にしよう大作戦!」の一環である今日のお昼ごはんができた。(作戦の名前が絶妙にダサいのは触れないで欲しい。)
『蓮、ごはんできたよー!』
目「ん。」
まだ塩対応の蓮を少し心配しながら、料理を食卓に並べた。
目「これ、、、」
『スタミナたっぷりの生姜焼き!あと、デザートにみかんね!調べたら、豚肉と柑橘類は疲れをとるのにいいって載ってたから!』
目「、、、キラキラ」
『笑』
もう食べる気満々の蓮を見て、『じゃあ、食べよっか』と声をかけた。
目「『いただきます』」
目「、、、うんま」
『でしょ?結構自信作』
『、、、あ』
口の周り汚すなって言うの忘れてた。
だが、時既に遅し。
『過去最高レベルで口付いてるよ』
目「?」
もうちょっとそこら辺意識してもらいたいけど、疲れてるからしょうがないのかな。
『、、、ねぇ、蓮。』
目「ん?」
『、、、、、、ごめん。』
目「、、、え?」
『私、蓮のこと全然気遣ってなかった。最近帰るの遅かったのも、そんなに気にしてなくて、、、蓮が限界に来ていること、全く気がつかなかった。』
目「A、、、」
『許して欲しいなんて思わないから、、、』
目「馬鹿なの?」
『、、、え?』
目「俺はこの仕事が好きだから頑張ってるの。限界なんて来てないって言ったら嘘になるけど、Aが謝らなきゃいけない要素なんて一つもない。」
『蓮、、、』
目「俺の方こそごめん。仕事に夢中になりすぎた。そのせいでAにも迷惑をかけたし、メンバーにも迷惑をかけてた。俺が周りを見れていなかっただけなんだよ。」
目「だからさ、これでお互いが謝るのは終わりにしよう。俺もマネージャーさんにも話して、適度に休憩をもらえるようにするから。」
『うん、、、!』
101人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハロハロ | 作成日時:2024年2月12日 18時