私とあの人の秘密の関係 (ページ11)

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story9 ページ11

Aside

『ふぁ、、、眠､、、』

日曜日の午後、おそらく全人類が眠いと思うであろうこの時間帯。
私と蓮も例外じゃなくて、朝からまだ「おはよう」以外何も喋っていない。

､、、ん？何も喋っていない？

『え！？まじで！？』
目「うわっ！びっくりした､、、」
『蓮！やばいよ！私たち今日何にも喋ってない！！』
目「別にいいじゃん、、」
『よくないよ！仮にも付き合ってるのに！』
目「ねむ､、、」
『聞いてる！？』

まずい。蓮がツンデレモードになってしまった。何か話題を作らないと。

『､、、最近、仕事どう？』
目「普通。」
『へ、へぇ､、、』

最悪の空気感ー！！まずいまずいまずいまずい！何か、何か話題を！何でもいいから誰か私に話題をー！！！！

『､、、そ、そういえばお昼まだ食べてないよね、何がいい？』
目「別に､、、何でもいい」

その答えが一番こまるんだよ！！
心の中で叫びながら、私はやることもなくスマホを開いた。
するとー

(あ、、蓮だ)

どのニュースを開いても蓮がいて、そこに写っている蓮は、今私の隣にいる蓮とは全く違う表情をしていた。
そういえば最近帰ってくるのも遅かったし、「仕事が多くなってきた」と言っていた。それに、前よりも笑顔が少なくなった気がする。

(蓮､、、)

前の蓮と今の蓮を比べてみると、胸がいたくなって、何か私にも出来ることはないかなと考えていたら、

(ーあ。)

一つ思い付いた。それを実行するために、私はもう一度スマホを開いた。