心配 ページ31
「おい人間！！聞いるのか！？？！」
食堂にいる生徒はチラチラとと其方を見た
見ずにはいられなかった
そこには
"噂の特待生"自分達とは縁の無かったJKが食堂の床で正座した姿とその前方には声のでかい薄緑の髪をした男子生徒が彼女を怒鳴りつけている。その後方にはすごい笑顔で椅子に座っているディアソムニアの副寮長の姿があった
一言で言えば誰がどう見てもカオスな状況であった
「リリア様の弟子だからもっとちゃんとした奴だと思ったのに！！これではリリア様の名に泥を塗る事になるぞ！！そしてこれはディアソムニアの恥にもなり、マレアス様にも迷惑がかかるんだぞ？！！どうしてくれるんだ人間！！」
そんな彼に特待生は面倒くさそうな顔をしている
反省の色が全く見えないのが目に見えて分かった
「別に私リリアの弟子じゃねーしー？それにこんな事してるの別に珍しくなくない？私以外にもやってる人いるでしょ。」
そう言ってAは今日植物園で会った彼を思い出した
(こんな事になるんだったら普通に授業受ければ良がった………)
はぁ……
彼女がそうため息をつくと
彼、もといセベクは余計怒ったように顔を強張らせた
彼女は人を怒らせる行為が得意らしい
「自分のやった事を正当化するな！！他の寮生はよくともディアソムニアの寮生としての威厳をもて！大体お前はな……」
「もう良いでは無いかセベクあやつには何を言っても無駄じゃよ」
今まで笑顔でその光景を見ていたリリアがそう言った
「しかしリリアさ……ま……」
さっきまで威勢の良かったセベクはリリアの方を向いた瞬間急に言葉を止めた
それはAも一緒だった
彼女は少し崩していた正座を正して口をキュッと閉めた
その光景は猫が飼い主に怒られる前を連想させた
そんな彼女に周りでチラチラ見ていた生徒たちは少し悶えたさっきまで(こんなの俺たちが思ってたJKじゃねぇ！！)と誰もが思ったが急にしおらしくなった彼女にやられたのだ
これがギャップ萌えかと男どもは考えた
しかしリリアにはそんなものが通用するはずもないだろう
彼は笑顔でAにゆっくりヒールを鳴らしながら近づき彼女の頬に手を添えた
続く
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きょきょ - 続きが……気になる。 (10月5日 19時) (
レス) id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
サンカヨウ - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ(･∀･)ｲｲ!!凄くいい！！続きを下さい＿|＼○ (2022年10月18日 6時) (レス) @page31 id: ce3ba7651e (このIDを非表示/違反報告)
みるるん(プロフ) - 寝子さん» 寝子さんコメントありがとうございます！何故か完結扱いになっていました。誤解させてしまい申し訳ございません！頑張って続きを書こうと思います！ (2021年10月13日 22時) (レス) id: 89893ec2ac (このIDを非表示/違反報告)
みるるん(プロフ) - ドンさん» ドンさんコメントありがとうございます！私の乏しい画力で描いてみようと思います…！ (2021年10月13日 22時) (レス) id: 89893ec2ac (このIDを非表示/違反報告)
寝子 - あの…終わりなんでしょうか？続きが見たいのでぜひ書いて欲しいです…！ (2021年10月11日 21時) (レス) @page30 id: eede6d8d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるるん | 作成日時：2020年12月4日 23時
