目隠しを外して【ツイステ】

・ ページ20

「早くそれを言ってよ！！！！」

Aがいきなり大きい声を上げたせいか

ラギーの驚き体を揺らした耳もピコピコ動いている

「リリアが私探してる？！早く行かないと！！
　怒られちゃう！！」


あわあわした様子でラギーを見る

ラギーは、俺関係無いし……と目を逸した





「チッキャンキャンうるせぇな……」

スッとAの膝からレオナが起き上がった

どうやら騒ぎすぎて起きてしまっまらしい

寝起きで機嫌が悪く不機嫌そうに尻尾を揺らしている


その瞬間パッとAは立ち上がった

二度寝されるのを防ぐためだ

「あ？」

レオナがそう言ったのも時既に遅し

パッとAは出口へと走り出した


「そこの耳ピコピコさせてる君！！」

走りながらラギーを指差した

ラギーは驚いたがすぐに叫んだ


「俺はラギー・ブッチッス！！」

「そうラギー、教えてけれてありがとね！

あとレオナもう膝枕なんてごめんだから！」


ラギーには手を振ったがレオナに向ってアッカンベーをしながら去っていった


「ハッ威勢の良い餓鬼だな、」


「レオナさんが膝枕なんて相当気に入ったみたいッスね」

口に手を当て癖のある笑い方で笑った

レオナはそんなラギーを無視してまた寝っ転がった


そんなレオナを再びラギーが止めるのだった



二人は感情を紛らわそうと平然を装っていた


Aが去った時不覚にもキュンとしてしまったことを

食堂でかんとくせー→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す