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話 ページ27
-side花子-
「ねぇ。普くん」
ビクッとした。
この声……A？
けど…どこか違う。
花「君……誰？」
「クスッ…やっぱり
分かってしまうわよね。
ずっとあの子…Aと
一緒にいたんですもの」
そう言うとA(？)は
スルりと姿を変えた。
髪も目も緑色の少女。
見た目はそこまで変わらないのに。
なんだろう。この少女を
一言で表すなら＜絶対的＞だ。
悪いものを何も寄せ付けない。
でも完全には違わない。
Aと同じで違う。
なんとも言えない
後味の悪さがある。
花「君は一体……？」
翡「私は翡翠と申します。
Aのもう1人の人格。
あの子に宿る神の力…
それが具現化されたもの。
貴方にお話がありまして
ここに参った次第です」
神の力……なるほど。
どうりでさっき何かが
違うと感じたのだろう。
ただこの子…翡翠は
Aの1部でもある。
だから完全に違うとは
思えなかったのだろう。
ところで…………
花「話……って…………？」
「愚問ですね。無論
あの子…いえ。Aのことに
決まっているでしょう？」
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作者名：ラテ | 作成日時：2019年1月31日 19時
