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夢の終わり ページ15
-sideA-
「それじゃいい？今から
君を怪異にする。
怪異になるってことは
死ぬことと同じ。
それでも意思は揺るがない？」
普「うん。俺頑張る。
けど…ヤヨイ様の記憶
消えちゃうんだね」
「神様には守秘義務が
あるからねぇ。
けどまた会えるよ」
普「そっかぁー。
ならいいけどさー」
「軽いねぇ…んじゃいくよ。
きっと今度は君を守るから…」
普くんは白い光に包まれ
見えなくなっていった。
「じゃあね普くん。
きっと…今度は素敵な
出会いがあるよ。
私の感がそう言ってるもん」
――――――――――――――
「っ……はぁ…夢……」
嫌な夢。
誰も救えない弱い自分の。
心の奥底で蓋をした記憶。
守れていない約束。
＜今度は君を守るから＞
どの口が言うのか。
結局守られてばかり。
普…私は一体何が
したいのでしょうか？
皆を不幸にするのかな…
私は。もう何も
失いたくはないのに。
私は……弱い……
なんで？なんでなの？
どうして？
私のせい？
全て？
なんで？
もう、分からないよ…
何も……
私は……どこで間違えたの？
ねぇ教えてよ…
普くん…………
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作者名：ラテ | 作成日時：2019年1月31日 19時
