普通の女子高生がしたかった(2015) ページ36
とある日の放課後。
「芸能人だから、とかじゃなくて純粋になんでも頑張ってる(人1)が好きなんだ。俺と、付き合って下さい」
はじめてだった。
「芸能人の(人1)A」、じゃなくて
「女子高生の(人1)A」を認めてくれた人は。
「…うん、わたしでよければ」
彼の名前は川田くん。
隣のクラスの、人気者。
「今日は仕事？」
「ううん、レッスンもないし、仕事もない」
「じゃあ6限まで出るんだ」
「うん」
「俺今日部活ないし、一緒に帰ろう？」
「…うん！」
「(人1)、帰ろ」
「あ、うん、今行く！」
6限の授業が終わり、帰りのＨＲ終了後、教室で待っているとやってきた川田くん。
「ほら、手」
さり気なく手を伸ばしてくる川田くん。
やっすーやふっかならここで何も言わずに手を取ってくれるのにな、なんて思っちゃったり。
「どっか寄って帰んない？」
「あ、うん。渋谷とか？」
「(人1)ってさ、いつからジャニーズやってんの？」
「小学3年生から…」
「やっぱさ、周りってイケメンばっか？(笑)」
「え、あ、そんなことはない…かも」
「え！？(笑)そうなの？(笑)」
「個性豊かなの。格好いいからジャニーズに入れるってわけでもないんだよ。わたしだって、女なのにジャニーズだもん(笑)」
「あ、やっと笑った」
「え？」
「ずっと楽しくなさそうだったから(笑)俺笑ってる(人1)好きだよ」
「…ごめんね、こういうの初めてだから」
「そうなの！？ふは、俺めっちゃ嬉しい(笑)
神「A？」
玄「あ、ほんとだ」
「あ、」
「誰？」
「同じJr.の…」
神「…」
玄「か、彼氏？」
「あ、うん、」
神「玄樹、行くぞ」
玄「ちょっと神宮寺！」
「やっぱジャニーズってイケメンなんだな…」
「ちょ、川田くんごめんなさい、わたし追いかけなきゃ」
「待ってよ、」
思わずじんぐといわちの背中を追いかけようとしたら、掴まれた腕。
「(人1)は、俺の彼女でしょ？」
眉を下げて悲しそうに笑う川田くんの顔をみたら、追いかけそうになったことを反省。
手を握り直して、ごめんね、と謝れば行こうか、なんて声。
あれ、おかしいな。
心のどこかでもう誰にも会いませんように、なんて願ってる自分がいる。
それから色々話したけれど、なにを話したかなんて
憶えてない。
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Naaruyu(プロフ) - 私も福島だったので永遠の味方さを読んだら泣けました！ (2015年4月7日 16時) (
レス) id: b06e832986 (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 滝チャンのSnow Manバージョンみたいです!!!!! (2015年3月22日 1時) (レス) id: 6e3ceba30f (このIDを非表示/違反報告)
トラとら - 辰巳くんとのお出かけした話が見たいです！ (2015年3月13日 10時) (レス) id: c3a0fe05ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆら - 先のコメント言葉のミスがありましたm(._.)mぶつかっちゃうです！喧嘩的な感じです！ (2015年3月10日 17時) (レス) id: a1abe777fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆら - いつも楽しく読まさせてもらってます！リクエストなんですが主人公も年頃の女の子になってきてJr.の誰かとぶっつかっちゃうお話が読みたいです！ (2015年3月10日 17時) (レス) id: a1abe777fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結衣 | 作成日時：2014年11月21日 23時
