ガ ム シ ャ ラ 奮 闘 記 [1]

一見、落着？？(2015) ページ28

〈Side Hikaru.I〉

目の前で俺らとマネージャーに頭を下げているのは昨日、仕事に来なかったAで。
なぜか隣には、安井がいる。

「本当に、ごめんなさい！」
阿「無事でよかった、」
佐「携帯は持ち歩こうね、おっちょこちょい！」

ニコニコと安心した顔をしている阿部と佐久間。
それとは正反対の顔をしているのがふっかと翔太、宮ちゃん。そして、たぶん俺も。

マネ「連絡つかなくて心配でしたが…事務所から連絡あって安心しました。安井さんも、ありがとうございました」
安「俺は本当たまたま会っただけなんで…」

マネ「もう、無理しないでくださいね。なにかあったらすぐ言ってくださいよ」
「…わかってます。ちゃんと言います」

しっかりマネージャーの目を見つめて、答えるAは俺の知っているAじゃないみたいで、安井となんかあったんだなっていうのが一目でわかる。

安「じゃあ俺撮影始まるみたいなんで、失礼します。A、頑張って」
「うん、ありがとう。」

前はAちゃん、って呼んでたのに。
いつの間に呼び捨てかよ。


俺ら4人が納得できないのは、俺らに何も言わずにいなくなったことももちろんある。
だけど、なんで安井と一緒にいたのか、一夜でなにがあったのか。

「ふっか、しょーたん、ひかる、みやちゃん…ごめんなさい」


深く頭を下げるA。

イラつきが隠せないふっかが口を開いた。

深「勝手にいなくなったことを怒ってるんじゃないよ。…まぁ、それも少し怒ってるっちゃあ怒ってるけど。なんで、この手紙も、嫌がらせのことも、言ってくれないんだよ…俺ら、仲間じゃねえのかよ…」

大きな声をだしたふっかに、びくりとするA。
目には涙が溜まってる。


「…ごめん、なさい」

深「謝ってほしいんじゃないの、…俺と阿部ちゃんとAはさ、同期みたいなもんじゃん？ずっと一緒に頑張っていたのに黙ってて、ショックだった。俺じゃなくてもいいよ、メンバーに、言ってほしかった。俺ら、仲間じゃん…？」
「…うん、」
深「みんな、Aのことが大好きなんだよ。みんなもう怒ってないからさ、ほら」
渡「Aのばーか！…あほ」
舘「本当世話焼ける末っ子だな」
岩「…笑ってよ、A」
「…うん！！」

俺らは、Aに笑っていてほしいだけなんだ
いつまでも、俺らの中心には、君がいてほしい

これにて、一件落着…？

深(そういや何あのCM！破廉恥！)
(ふっか変態！きもーい！)
深(なんでよおおおAたんんん)

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