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in「っあぶなかったぁ…ヌナって結構おっちょこちょいだよね」



『う、うん、ごめんね?ありがとう』





現状、イエニの腕の中。
色んな意味で驚いているんだけど、体制は変わらない。





「だ、大丈夫でしたか?すみません!」



『こっちこそよそ見しててすみません!』





スタッフさんは声をかけてくれてその後はその場をすぐ去ってしまった。





『イエニありがと、もう大丈夫だよ?』





そう言って離れようとしたけど、
背中に回された手が動かない。



少し大人びた顔で覗き込んでくる彼は少しいたずらっぽく笑ってる。



ほぼ抱きしめられている状態で見つめあっている状況が変に緊張してしまっているのだけれど、



イエニってこんなに大きかったっけ。



出会った頃がすごく小さかったとかでは無いけど、
華奢だった体が筋肉もついてすごくしっかりしたからか。



ちょっと男の人みたい……





in「Aヌナなんだかちっちゃいね?」



『そ、そりゃあ…女の子だから?』



in「なんで疑問形なの?笑」





最近は年上を揶揄いたい人が多いのか、
昨日のリノと言い、イエニもどういう心境なのか……





『こら!もう大人をからかうんじゃないよ!昨日も昨日で……』



in「いたっ」





離れる気配のないイエニに軽くデコピンをすると、
少し顔を顰めた彼がようやく離れる。





『じゃ、あとで!』





もう就業の時間が迫っても来ていて逃げるようにその場を離れた。

気になること→←特別では無い…はず



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作者名:mrn710 | 作成日時:2023年6月1日 23時

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