気づかない君が悪い (ページ8)

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捻くれ者ページ8

lk*side

デビューの時からずっと着いてくれているただのメイクさん、では終わらなくて。

明るくて、少し、いやものすごく鈍感で、
なのに意外と周りをよく見ていて。

イエニにも負けないほどのおっちょこちょいだけど、
straykidsとチームを心底大切にしてくれる人。

いつもの明るい笑顔が少し濁っていたのくらい俺にもわかってた。

Aさんは俺には何も言ってこないけど。
決まってそういう相談はアイエンにしかしないから。

だから、なのか。

偶然出会えてしまった彼女に普段なら言わないようなことも、つい言ってしまった。

お風呂上がりでかお酒のせいか頬が少し赤くなってるのが可愛くて、ついふれてしまった。

今更ながらに恥じらいが出てくる。

ただ、少しでも意識してもらえたならいいけど。

in「リノヒョンおそかったね？向こうの宿舎でも寄り道してきたの？」

『ん～、いや？一杯付き合ってきただけ』

in「え、お酒飲んできたの？」

『ないしょだよ～』

まぁ、俺は飲んでないけど。

家に帰ると出迎えてくれたのはウリマンネ。

可愛いマンネでもAさんのことは教えてあげない。
アイエンだからかもしれないけど。