気づかない君が悪い (ページ2)

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運が悪いのは昔からページ2

『ヤー……なんでこうも男運がないんだろう。』

in「そんなの今に始まったことじゃないじゃん」

深々とため息を着く私に対して、

呆れたように冷たい視線を落とす年下の男の子。

『それはそうなんだけどさぁ…浮気されてまさかの四股の4番手だとは思わなかった…』

in「それわざわざ言われたの？」

『わざわざ教えてくれた……』

よくある話かもしれない。

付き合っている彼氏の家にサプライズで訪問したつもりが、別の女とイチャコラしている場面に遭遇してしまうという逆サプライズ。

彼氏は慌てて一緒にいた方の彼女に言い訳として懇切丁寧に、何番目かまで伝えてくる始末。

本当についていない……

そんな私に対して、呆れて物が言えないと頭を振るイエニ。

彼はいつも私が振られるとこうしてお酒の相手をしてくれる。

『ジョンイナ～可哀想なヌナを慰めてよぉ～』

in「ほんと男を見る目が無さすぎて、いつもヌナにはびっくりだよ。前回は既婚者だっけ？」

『わー！！そのことは掘り返さないでー！！』

in「……学ばないねヌナは。」

分かっているんだ、見る目がないことくらい痛いほどに。

今回振られた彼だけでは無い、その前の彼氏も、
その前も……

私の取り柄は立ち直りの速さではあるものの、

立ち直っても引っかかる男は基本クズ。

悲しい宿命なのだろうか、、、